「レム睡眠・ノンレム睡眠」わかりにくいけど大事だよ

個人向け

レム睡眠・ノンレム睡眠・覚醒

睡眠でマックスパフォーマンスを作り出す!快眠創造専門家、古泉です。

 

毎日ぐっすり眠っていますか?日中ウトウトしてしまったり、運転中にウトウトしてしまったり。ぐっすり眠れていないと、日中のパフォーマンスが低下します。

 

今日は睡眠を知る上で、最初のキーワードである「レム睡眠・ノンレム睡眠」について書いていきます。

レム睡眠とは?

ウィキペディアで調べてみると

レム睡眠(レムすいみん、英: Rapid eye movement sleep, REM sleep)は、急速眼球運動(英: Rapid Eye Movement, REM)を伴う睡眠である[1]急速眼球運動睡眠とも呼ばれ、REM睡眠とも表記される。急速眼球運動を伴わない睡眠はノンレム睡眠(英: Non-REM sleep)または徐波睡眠(じょはすいみん)と呼ばれ・・・

と書いてある。おそらくこれで「なるほど!!!めっちゃ簡単やん!」と思う人は睡眠を専門にしている先生ぐらいじゃないでしょうか(笑)
それか、私みたいな睡眠ブロガーですね。

この文章を簡単に噛み砕いていうと、レム睡眠とは「目玉がすごく早く動くことらしい」

さらにわかりにくいというか・・・。結局、レム睡眠というやつは何をしてくれるのかっていうことですよね?

簡単にいうと

脳が「活動していて」をしていて、「体が休んでいる」状態です。
人の体はものすごくざっくりいうと「脳が休む時間と体が休む時間に別れている」と考えた方がわかりやすいかもです。
レム睡眠は脳が活動していて、体が休んでいる状態なので、図で言うと一番右の体勢になります。この活動に異常をきたすと、睡眠障害の一種(レム睡眠行動障害)として判断されることがあります。もともとレム睡眠の時は、脳を働かせている(情報処理)状態なので休んでいるはずの体が動くことはあり得ないと考えられています。
障害とみられる要因になると言うことですね。

ノンレム睡眠とは?

これまたウィキペディアによると

急速眼球運動を伴わない睡眠のことをノンレム睡眠 (Non-rapid eye movement sleep,Non-REM sleep) または徐波睡眠(じょはすいみん)という。ノンレム睡眠はステージ1(N1)からステージ4(N4)までの4段階に分けられ、N4が睡眠の最も深いレベルである。このとき、周波数が 1Hz から 4Hz のデルタ波と呼ばれる低周波、高振幅の脳波が高頻度で観測される。睡眠時間の50-60%はN1-N2睡眠が占めている。

というこれまた、さっぱりの言葉が並んでいました。

では、これも簡単に解説すると、レム睡眠とは逆の傾向が見られて、「脳は休んで(修復して)体が働いている(成長ホルモンなどの分泌)」状態ですね。

ここで、勘違いというか、説明も難しんですが、
レムが深くなったのがノンレム睡眠だと思われていることが非常に多いということです。

引用:睡眠指導士上級の資料より

上の画像は、レム・ノンレムを説明するときによく使われる図なんですが、覚醒(目が覚めている)ところと、ウトウトしている境目にレム睡眠が表示されているので、ノンレム睡眠(眠っている段階1〜4)との境目、要はうつらうつらしている状態だと勘違いされているのです。

実はこれは間違いで、レム睡眠は独立した眠りと考えた方が良さそうなのです。ウトウトよりも覚醒に近ければ、ウトウトしているときにツンツンすれば起きるはずなんですが、実際は起きないことも多いのです。

一般的に言われている睡眠の知識は間違いが多い。

こうやってブログを書いていると、いろんな資料などを見て勉強するのですが、結構間違っていることが書いてあることも多いです。インターネットが盛んになってしまったから、どの情報が一体本当なのか見極めることも難しくなっていますよね。

最近で驚いたのが、短時間睡眠でパフォーマンスが上がる。というようなことが書かれている記事。

確かに忙しい日々を送っている方なら、働く時間が増えればいうことはないのですが、実際この類のものにはエビデンス(証拠・根拠)がないものが多いのです。

もう一度、先ほどの画像を見てみると

よく「90分サイクルで寝ると良い」と言われていたことがありました。しかし実際は上の図からもわかるように、朝起きる時間が近くなるにつれて106分、105分、100分、80分のサイクルになっているのです。

ちょうど間をとって「90分」と言われるようになったのだと思います。実際とは多少のズレがあるということですね。

ゴールデンタイムは「夜10時〜12時」も嘘だった?

また、上の図も見ていただければわかるかもしれませんが、1960年には夜10時までに就寝していた人が約70%くらいいたのが、2010年には24%くらいしかいないのです。

実際に様々なホルモンは眠り出してから2時間くらいの時に出やすくなっています。
このことから夜10時〜12時と言われるようになったのです。

事実、そうすればマックスパフォーマンスになれるのか

以上のことからみると、次の日に最高の朝、マックスパフォーマンスにもっていく一つの手段としては、睡眠時間をうまくコントロールすることなのです。そのためには

・寝る時には脳が興奮するような強い光を浴びないこと
・大きすぎる音楽を聴きながらの睡眠はNG
・自分に最適な睡眠時間を早く見つけること

などが挙げられます。

 

睡眠のことはたくさん情報があふれていますが、決して鵜呑みにせず正しい情報を集めるようにしていきましょうね。

正しい睡眠知識だけが、最高のパフォーマンスを作り出すことができるのです。