「体内時計」睡眠関連キーワード

睡眠関連キーワード(用語)集

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

人の体の中には「体内時計」というものがあると言われているのはご存知ですか?

実は、この体内時計、良質な睡眠のためには、絶対に欠かせないものなのです。

今回はこの体内時計についてお伝えします。

体内時計とは

体内時計・・・一日周期でリズムを刻むもので、時計がなくとも日中に活動や夜の活動ができるようにもともと備わっています。
そして、この体内時計によりサーカディアンリズム(概日リズムと呼ばれ、24時間周期のリズムのこと)を調節していきます。
一日は24時間で刻まれますが、この時計を調整するのが「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という脳の一部分です。
この視交叉上核によって体内時計が刻まれているのです。
わかりやすくいうと、視交叉上核という「電池」によって体内の「時計」が刻まれているということになります。
しかし、本来ヒトの体内時計は24時間より少し長いと言われているため、調節をしなければなりません。これが「光」です。
人は光を浴びることによって、24時間のスタートボタンを押しているのです。
また、朝の光は体内時計を早め、夜の光は体内時計を遅らせます。
「夜にコンビニに行かない方が良い」とか、「ベッド内でのスマホを控えよう」と言われるのはこのことからです。
普段から「不眠」だと感じている方は、朝に光を浴びることから初めてみてはいかがでしょうか?
朝の光はメラトニン(眠気のホルモン)という物質を減少させ、セロトニン(活動ホルモン)を増加させますので、一日の周期が少しづつ整ってくるようになります。
現在のコロナ禍では、リモートワークや時差出勤など、今までのリズムが崩れがちになります。
眠れないからと睡眠薬やお酒に頼るよりも、「光」を朝から存分に浴び、適度な運動をすることによってきちんとリズムよく生活するようにしましょうね。