台風で体調が優れず、眠れなくなる理由

個人向け

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

台風の時に体調が優れなくなる症状が出た事がありませんか?なんとなく頭が痛いとか、体がだるいとか・・・

 

今回は「気圧」と「睡眠不足」についてお伝えします。

 

体は自律神経で動いている

「自律神経」って聞いたことはありますか?

例えば「暑い時には汗をかく」のが普通ですよね。

しかし、更年期の症状がある場合などの時、寒い部屋でも汗が出たり、急にめまいがしたり頭痛がしたり。

 

これは簡単に説明すると、人の中の神経→自分を律するための神経「自立神経」という機能が働いているわけです。

普段は気にしたことはないかもしれませんが、体の温度調節や動きの調節など全てのものに「自立神経」が動いているわけです。

そして、この自律神経が乱れ、その機能が失われた時「自律神経失調症」になるのです。

交感神経と副交感神経の役割

人の神経には「交感神経」と「副交感神経」という大きく2つの体調節のための神経があります。

交感神経・・・車で例えるとアクセルの役割。気分の高揚ややる気に関わる神経
副交感神経・・・車で例えるとブレーキの役割。落ち着いている時やリラックスすることに関わる神経。
この交感神経と副交感神経の2つが互いに体の調節をしているということです。
良い睡眠を取るためには「副交感神経がうまく働く」のが有意に立つことが良いとされています。
夜になってリラックスしている状態には、副交感神経が有意に立っているということですね。
逆に夜になっても眠れない時などは、交感神経が有意になっているために体を温めたり、白湯を飲んでリラックスさせたり、アロマを焚いてリラックスしましょうと言われているわけです。

天気痛という症状

では、台風の時になぜ「いつもと違う症状」が出るかといえば、通常は交感神経と副交感神経はどちらかが有意になるのですが、

 

気圧が下がることでこの「神経バランスを乱れさせ、体調が不調になる」状態を作ってしまうのです。

 

要はどちらの神経ともが働いて、体のバランスがうまく調整できなくなり頭痛が起こることが「天気痛」という症状なのですね。

 

さらに頭痛や不眠を引き起こすことには、気圧の変化で体のバランスを変化させる「内耳(ないじ)」にも影響がある。と言われています。

次の日の朝を比較してみる

睡眠はリズムです。台風が近づいた時に次の日の朝からぼーっとする場合は、気圧の変化があなたの神経にいたずらしているのかもしれません。

 

台風が通り過ぎてしまって気圧が正常になり、体調の不調がないようならば全く気にすることもありませんのでご安心ください。

 

ただ、常に眠る前に、リラックスモードに体をリセットしてベッドに入るようにしましょう。

人間は不思議な生き物です。自然界との付き合い方や、不調の原因を知ることも重要なことですよね。

 

体が常にハイパフォーマンスでいれるように、環境の変化にも対応できるようになれば最高ですね!

今回は台風による気圧の変化と睡眠についてお伝えしました(^^)