テレワークで睡眠時間が18分増加した

睡眠の知識

 

テレワークで睡眠18分増

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

2022年12月19日、長崎新聞に「テレワークで睡眠18分増」という記事が掲載されました。

自宅でテレワークする人は出勤する人に比べ、一日あたりの睡眠時間が18分、趣味・娯楽の時間が16分それぞれ長い。
新型コロナウィルスの影響で、経済は不安定になり働き方も随分変化しました。
中でも働き方については全国的にテレワークが導入され、その影響で本社も首都圏でなくともいいと、本社を郊外へ移転する企業も現れました。

通勤時間がなくなると生活の質は向上するか?

テレワーク自体には賛否両論あり、エッセンシャルワーカーの皆さんなど「現場にいなければできない仕事」もたくさんあります。

しかし、変化が大きく考えられたのは「ひと中心だったもの」が実際はそうでもなかったということが、数字的に判明したということになります。

例えば人的営業活動はネットに取って代わられる。対面で相談していたものはメールやLINE等で済ませることができる。実際に現場で見ていたものは動画で説明が済む。

など、テレワーク前は「不便だ、やはり対面で」といわれていたものも通信技術で済んでしまうということになってしまいました。

今までは通勤や移動に取られていた「時間」は趣味や娯楽にあてがわれるようになってきました。

睡眠時間は18分増加

このようにこれまで使われてきた様々な「時間」。

睡眠時間が増加したというこのデータは「睡眠時間が増えた」という点ではとても良いことだと思います。

しかし、一方では、人とのコミュニケーションが不足したり、相談したいときに相談することができなくなった。など精神的にダメージを与えていることも側面には見え隠れしています。

コロナ前に戻ることはおそらくなく、「ニューノーマル(新しい日常)」が一般的になることも容易に想像できます。

今までの時間が無駄ということではない

捉え方にもよりますが、今まで先人が築き上げてきた「人を使っての営業活動」や「対面での営業」などが無駄だったと考えるのは少し早計かなと思います。

今の私たちの暮らしや生活は私たちの先輩、先達の皆さんの体力と行動力そのものだと思います。

今の私たちの暮らしを作ってくれたもの今までに努力してくれた皆さんのおかげだと思います。

 

5Gが完全に広がり、今後もネオ5Gが進んでいきます。

ITを駆使して生活が便利になることは大歓迎!しかしその一方、人間関係が表面だけのものになっては生活の「質」が本当の意味で向上したとは考えにくい。

これからもより一層、ITが進むからこそ厚く深い人間関係が必要になることでしょう。