みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
皆さんの会社ではテレワークやリモートワークしていますか?
現在のコロナ禍、ともすればしばらく会社に行っていないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
テレワークのメリット・デメリットについて説明します。
テレワークはもはや当たり前になっている
コロナによって、現代社会は大きく様変わりしました。
このブログを書いている現在(2022/11/22)でも第8波がすぐそこまで来ているとも言われています。
かくいう私も打ち合わせなどはほとんど家でパソコンと対面しながら行っています。
今までみたいに、着替えて(web会議の時はもちろん着替えますが)外に出て待ち合わせをして午前中終わってしまった!
なんてことは少なくなっています。
私が行っているセミナーなどは少しづつリアルに戻ってきている感じですが、それもまだ不明確な状態です。
皆さんの中でも、出社せずに自宅で今日も仕事・・・なんて方も少なくないでしょう。
リモートワークとテレワークの違い
あらためて説明することではないかもしれませんが、復習の意味も込めて「リモートワーク」と「テレワーク」の違いをおさらいしておきましょう。
・テレワーク・・・tele(離れた)work(仕事)。リモートワークと同じようですが、テレワークの場合はITを使用して働くという意味合いが強いです。
テレワークのメリット
多くの企業で取り組まれているテレワークですが、良いことが全てというわけではなさそうです。
ここではメリットについて見ていきましょう。
企業側にとってのメリット
新しい人材の雇用ができる
テレワークをすることによって、企業側からすると新しい人材を採用できることがあります。極端にいえば、「本社は東京だけど自宅で働く」なんてこともできるわけです。
これまで就職といえば会社の近くで生活をすることが当たり前でしたが、テレワークが確立できていると、本社からの指示を受けて、会議はリモート、作業は自宅でということも可能になります。
必要な経費の削減
テレワークを進めることによって、会社までの交通費や出張費、出張手当、宿泊費など必要とされていたものが不要になります。
これは従業員が多い企業だと相当な削減になりますし、さらには今までかかっていた残業代も減らすことができます。
ただし、残業代が減っても残業そのものが削減できるとは限りません。
商談効率の向上
取引先まで足を運んで商談して帰って来ればもう夕方・・・なんてこともテレワークだと解消できます。
さらに、交通渋滞に巻き込まれたとか、事故、電車の遅延、飛行機の欠航など、不慮とも思えるものにも影響されることが少なくなります。
会議もリモートで行うことで招集しやすくなることに加え、遅刻等も少なくなることでしょう。
IT化がさらに加速する
デジタルでさまざまなことを処理するということにより、印鑑の廃止、デジタル契約書等も増えてきました。
さらには納品書や請求書、領収書などもメールで送信してしまえば切手を貼って郵便局まで行く手間も時間も削減できます。
従業員側にとってのメリット
移動時間の短縮、可処分時間の増加
朝早く起床して、満員電車に揺られて会社に行く頃には疲れてる・・・という光景は都市部においては日常のことでした。
テレワークを導入することによって、自宅で仕事ができるわけですから移動時間の短縮にもつながりさらには朝もゆっくり起きれるという、このことは最大のメリットかもしれません。
今まで通勤に使っていた時間は無くなるわけですから、自分の時間も増えることになります。
その分自由な時間(可処分時間)も増えることになります。
生産性の向上が見込まれる
疲労困憊した体と脳では、高いパフォーマンスでの仕事は見込まれません。
いままで浪費していたという言い方は少々乱暴ですが、パフォーマンスが高い状態で仕事に望むことができ、その分生産性が向上することになります。
コロナから避難できる
日常生活を送っていると、コロナだけに関わらず、今からの時期はインフルエンザにかかる恐れもあります。
基本、人が多い場所や時間帯を避けることができますから、ウィルスからも避けられる確率が高くなり、その分健康管理ができるといわれています。
しかし、小さなお子さんを持つ親世代の方は感染する確率は高くなりますが、万が一感染したとしてもそれ以上の拡散をさせないというメリットも望まれます。
次からはデメリットについて説明します。
テレワークのデメリット
企業側にとってのデメリット
従業員の管理ができにくい
会社に出勤した場合、タイムカードなどで勤怠管理ができていましたし、給与などはタイムカードから残業時間なども確認できていました。
しかし、テレワークになると従業員の管理はできにくくなってしまいます。
例えばAさんが何時から仕事を始め、何時で終了したという証拠が見えなくなる可能性があります。
このことにより、以前よりもweb会議やミーティングが増えたという悩みもあるほどです。
データ管理、セキュリティ管理ができない
以前はあまり聞かなかったデータ管理の「脆弱性(ぜいじゃくせい)」大規模のデータなどは、自身のパソコンではなくクラウドなどに保管するようになります。
そのデータを複数人が使用し管理していくことになります。
紙データと違い、サーバがダウンしたりウィルスなどにおかされてしまえば、そのデータは使用できなくなってしまう恐れがあります。
今まで以上にデータの管理やウィルス対策等が重要になってきます。
従業員にとってのデメリット
コミュニケーション不足
コロナ禍に就職した新入社員を例にとると、入社前研修からwebで始まり、同期との関わりもほぼないということも考えられます。
社員同士のコミュニケーション不足が知らないうちに孤独感をつのらせるということもあります。
また、コミュニケーションや社員の親密度は、会社帰りの「飲みニケーション」によって育まれているということも否めません。
最近は飲みニケーションは不必要!という意見もあるようですが・・・。
人との繋がりが希薄になることによって、コミュニケーション不足や社内で「人間力が磨かれる機会」が奪われているかもしれません。
作業効率の低下
上述した通り、テレワークを推進することによって、自分の仕事は自分で采配しなければならない。ということになります。
要は仕事の進め方は自己管理によるところが大きくなっていくということです。
そのため、言いかえると働くべき時に働かない可能性もあるわけです。
仕事をしない時間が増えるとその分作業効率は当然下がる可能性がでてきます。
自己管理=セルフマネジメント力が問われることになります。
細かい作業の相談ができない
社内で机を並べている時と違い、細かな報告、連絡、相談(ほうれんそう)はできなくなります。
今まではちょっとした相談事なども自分で解決できない場合には逐一相談する場面が増えてきます。
今までだと数分でできていた相談も電話連絡をしたりするなど作業が増えることもあるでしょう。
近くに相談できないことへの不便さも出でくるでしょう。
運動不足による不健康
通勤をしているときや、出社していると知らない間に歩いて運動をしていたものが、「職場は目の前のデスク」になるがゆえに運動不足も懸念され、知らない間に体重が増えてショック・・・。
ということも考えられます。さらには運動不足によりメタボになってしまうこともあります。
これも自己管理の一部になるでしょうが仕事の管理とともに体調の管理もしなければなりません。
まとめ
ここまでテレワークのメリットデメリットについて説明してきました。
テレワークはとても便利なものですが、表があれば裏もあり、陽があれば陰もあるわけです。
生産性は上がった!しかし、社員の体調やメンタルに影響が出てしまった!なんてことにならないよう注意することが必要だといえるでしょう。
こちらも参考にしてみてくださいね。