みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
今回は、NHKスペシャルの「睡眠負債」という本の一部をご紹介します。
睡眠時間を伸ばせばパフォーマンスは上がるのか?という実験です。
スタンフォード大学の実験
睡眠研究で有名なスタンフォード大学で、睡眠についてこんな実験がありました。
それは、バスケットボール選手の睡眠時間を調べたところ、睡眠時間が伸びればパフォーマンスが伸びたという実験です。
対象の現状は次の通りです。
・協力してくれたのはスタンフォード大学のバスケットボールチーム選手11名
・彼らの睡眠時間の平均は6時間半
・本人たちは十分な睡眠時間は取れているという認識
・彼らの睡眠時間の平均は6時間半
・本人たちは十分な睡眠時間は取れているという認識
実験方法は次の通り
・1日10時間を目標に、出来るだけ長く睡眠時間をとるように指示
その結果
・彼らの睡眠時間は平均2時間以上延長伸びた
実験結果
・282フィート(約86メートル)の短距離走では実験前後で16.2秒から15.8秒に。タイムが4.3%短縮
・10回のフリースローの結果が、7.9回から8.8回に伸びた。成功率が79%から88%へ。
・3ポイントシュートの成功10.2回から11.6回に伸びた。成功率が68%から77%に上昇。
・10回のフリースローの結果が、7.9回から8.8回に伸びた。成功率が79%から88%へ。
・3ポイントシュートの成功10.2回から11.6回に伸びた。成功率が68%から77%に上昇。
睡眠時間の延長は、パフォーマンスを上げた
実験の結果、実践したもののの全てで改善の結果が出ました。
「本研究の結果は、そう睡眠時間の延長という取り組みが、おそらく運動能力に対する最も強い有益な効果を持っている」と、研究後の考察がされています。
「睡眠負債の返済は全身のパフォーマンスが向上し、脳や筋肉の働き、感情、やる気にまで影響している」と元スタンフォード大学のシェリー・マーさんは述べています。
睡眠を見直すことはパフォーマンスを上げること
今回の実験結果では、そう睡眠時間の延長によって、さまざまなパフォーマンスが高くなることがわかりました。
仕事や家庭で、パフォーマンスを高めるためには「睡眠」を改めて見直してみましょう。
残業を増やすよりも、睡眠のパフォーマンスを上げるだけで全体の生産性は向上するかもしれません。
会社の中に、仮眠室を置き、勤務時間の中で仮眠を取り入れることは生産性に寄与していることもわかっています。
体を駆使して働き詰めで実績を出すか、効率的に働き方を改善して成果を出すか。あなたはどちらを選択しますか?