睡眠12箇条の解説(第1条)

睡眠の知識

睡眠12箇条

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

厚生労働省が健康づくりのための睡眠指針2014というものを発表しています。

これは平成26年3月に厚生労働省健康局という部署が発表したものですが、様々な睡眠の不安を抱えている方や、睡眠の悩みを持っている方にはわかりやすくまとめてあるのでオススメです。

今日はその中の第1条についてお伝えします。

睡眠12箇条<第1条>

第1条
良い睡眠で、からだもこころも健康に
良い睡眠で、体の健康づくり
良い睡眠で、こころの健康づくり
良い睡眠で、事故防止

良い睡眠とは?

良い睡眠とはなんでしょう?これは自分の適切な睡眠時間を知り、その時間を確保できる状態のことだと考えます。
さらに良い睡眠とは「昼間に眠気がないこと、パフォーマンスが高い状態で生活ができること」でもあります。

からだの健康づくり

睡眠には体の修復や回復をおこなってくれるものです。

睡眠中には様々なホルモンが体から分泌され、聞き慣れたものとしては「セロトニン・メラトニン」などがあるでしょう。

そのほかにもコルチゾールなど体を修復してくれるものや、脳に記憶を定着させてくれるものまで様々です。

すなわち、睡眠を十分にとるということは体を健康的に保つことができ、さらには生活習慣病のリスクを抑えることにもつながります。

こころの健康づくり

睡眠が十分に取れていない状態を不眠といいます。

睡眠時間が適切に取れていないことを睡眠不足、眠りたくても眠れない、眠ったはずなのにすぐ目が開いてしまうなどのことを不眠症と呼びます。

不眠や睡眠不足は体の安定だけではなく心の安定にも大きく関係しています。

良い睡眠で事故防止

睡眠不足や不眠症が続くと、日中の眠気につながります。

これはパフォーマンスを低下させる原因にもつながり、さらには仕事中のヒューマンエラーやミス、家庭ではうつの症状がでてきたりします。

ヒューマンエラーが、重大なミスや事故にもつながることはご承知の上ですが、そこから労働災害等につながることもあります。

睡眠の効果

上記のように適切な睡眠はからだにも心にも良い影響を与えることがわかりますよね。

しかし、現代の人は仕事のために睡眠時間を短くすることが普通になっています。

皆さんも毎日のパフォーマンスを高めたい時には、まずは「睡眠行動」を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか?