睡眠は「量ではなく質」とはいうけれど?

個人向け

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

先日の災害に続き、千葉県は今回の大雨によって、さらに被害が出ているようです。
心よりお見舞い申し上げると共に、かなり災害が増えてきている日本だなと、改めて感じている今日この頃です。

日中が眠くなければ、睡眠時間が短くても良い?

毎日の睡眠時間は3時間でも、昼間に眠気を感じなければ大丈夫なのでしょうか?

こんな質問がありました。

仕事であまり睡眠時間が思うように取れなくて、毎日3時間平均睡眠時間。

でも、昼間、日中に眠気を感じない場合は、この時間で大丈夫なんでしょうか?ということですよね。納得できる感じがしますが・・・。

 

しかし、ここには大きな落とし穴があります。

睡眠時間が短くなると、感受性が低くなる?

実は、睡眠時間が短くなってくると、眠気の感受性が下がることがあります。

さらに、眠気の感受性は若い人ほど強く、歳を取っていくと弱くなっていく傾向があります。

 

「睡眠は体力勝負」なところもあり、体力がないと睡眠時間は長い時間取ることができません。さらに歳を取るにつれて、深い睡眠(睡眠段階3、4)が短くなってきます。

 

しかし、「歳だからしょうがない」、「睡眠時間が短くとも大丈夫」ということではありません。

慢性的に睡眠時間が短くなると〇〇が増える

慢性的に睡眠時間が短くなるということは、脳の回復力が低くなることも考えられます。

 

これにより、ミスが増えたり、忘れることが多くなったりすることがあります。

 

睡眠は「脳と体の回復」のために取るものなので、できることならば最低7時間の睡眠時間を確保したいところでもあります。

 

しかし、それが仕事などでどうしてもできない場合もあるかもしれません。

そんな時は
・昼間に仮眠を取る
・休みの日にいつもより長い睡眠時間を取ることで、睡眠負債を少しでも返済する
ことを心がけましょう。

睡眠はスマホのバッテリーに似ている?

睡眠時間が短くなると、ミスが増えたり、物忘れが多くなったり、記憶力が低下したりします。

 

これは、スマホのバッテリーに似ているところがあり、

新品のスマホだと、使用できる時間も長く、電池持ちも良いです。

 

しかし、ずっと使っていると電池持ちが悪くなったり、今までは同じようにできていたことができなくなったりする経験はあるかと思います。

 

睡眠も似ているところがあり、短い睡眠時間が続き、睡眠の質が下がり、体に負荷がかかってくると急に睡魔に襲われたり、記憶が悪くなったり、今までできていたことが急に忘れてできなくなったりします。

 

携帯電話のバッテリーは、使用していると劣化してきますが、人の睡眠は「コントロール」することで回復させることができるのです。

 

睡眠は「休息ではなく、回復」させるためにあるのだと心がけるようにしましょう。