新人のときは何をすればいいかわからなかった
みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
就職したことがある人なら必ず通った道。「新入社員」。
今でこそ私も独立して、1人で個人事業主として働いていますが、私にも新入社員の時代があったわけです。
私自身が新人時代を振り返って、「ここに一番注力してやってきたこと」をお伝えして、皆さんの営業成績の何かヒントにでもなればと思います。
私も最初は何をすればいいかわからなかったわけです。
言葉の障壁
カミングアウトしますが(そんな大したものではないですが(笑))、私は小学生の頃から「吃音症」でした。
いわゆる「どもり症」です。
私以外にも、この症状が出る人は多いと思いますが、今でも電話で話すのは言葉が詰まって、うまく言いたいことが伝わりにくい時があるので苦手です(笑)
そんな私が、新入社員として入社した会社は「呉服屋」。
私の実家が着物もしていることもあり、将来は実家に帰るつもりだったので、呉服屋に勤めて綺麗なきものを触って、ゆっくりとした時間の中でお客様とお話をして商売する。
そんなイメージでした・・・
店頭接客から電話営業
入社して、しばらくすると店頭に立ち、お客様と接客をすることになりました。
しかし、現実は接客するだけではきものは売れないわけです。もともと高価なものですからいきなり話して販売できるほど営業トークもありません。
私は吃音があるので、接客しても緊張してしまって話ができないのです。
「工場などに勤めて、誰とも話さなくてもいい作業の方が本当は向いていたんではないか?」となんども自問自答していました。
次の仕事は電話営業
店頭での接客に加えて、電話営業もありました。
顧客リストに上から順番に電話をかけて、展示会の営業をするわけです。
本人が出られることもあれば、お父さんが出られることもあります。そんな時は一気に言葉が出なくなってしまいます。
最初の「こんにちは」の5文字すら緊張して出ないんです。何か悪いことをしているわけではなけれど営業しているって緊張から言葉が出なくなってしまうんですよね。
「これはどうしようもないな」と思っていましたが、辞めるわけにもいかない。
「ではどうする?」って時に、その会社の中で「ハガキ作戦」というものを聞きました。
出会った人にハガキを出しましょう。というものでした。コミュニケーションを取る方法のひとつだったのですが、「これならできるかな」と取り組みました。
言葉で会話しなくてもいいので、「書くだけ」で済むというのも大きな理由の1つでした。
ハガキを書くのが続かない
最近はハガキを書くなんてことも少なくなってしまって、年賀状以外にそんなに書く機会もないわけです。暑中見舞いも以前と比べて減りましたし、現代はパソコンでチャチャっと両面とも印刷できる時代なので、社交辞令的なハガキが増えているわけです。
「だからこそ逆に始めた方がいい」ということをその講師の先生に教えていただいて、毎日仕事が終わって家に帰ってから、数枚のハガキを書くことにしました。
でも、これがなかなか続かないのです。
理由は「めんどくさい」からです。
仕事の範囲ではないので、わざわざ家に帰ってからも書く必要もないし、書かなくても誰からも怒られることもないのです。
でも、「数字を作らなきゃいけない」という一心で、帰ってからまずは「一枚だけ」書くことにチャレンジしました。
すると、一枚書くと、二枚目、三枚目と書けるわけです。
最初のハードルは「最初の一枚への取り組み」だったんですね。
成果が出てきた!
そのおかげか、私は半年で当時250人くらいの新入社員の中で半年で1500万円の販売ができ、NO.1になることができました。
今でも当時のお客様には感謝です。
最後は数万円足らなくて、自分で買いましたけど(笑)そのあとにまた売れて、自分で買う必要はなかったんですけどね・・・。
その時の生活スタイル
その時はショッピングセンターのテナントだったので、家に帰るのは夜9〜10時。それからハガキを書いていたので、毎日3時くらいまでコツコツ書いていました。
若いといえども、やっぱり体はきついわけです。
そこで、リズムを作るために、「土日は全くしない」ことにしていました。
今でこそ睡眠の知識が少しあるので、早起きリズムにすることで、もう少し効率よくできるのですが、当時はそんなことは全く考えてもいませんでした。
「遊びも仕事も一生懸命」でした。
やっぱり継続が大事
もし、営業職にまた私がつくことになれば、ハガキの有効性を信じ、また始めると思います。
商売は最終的には「人と人とのつながり」だと思っているので、できることから少しづつ「継続」することが大事だと考えています。
私の場合はハガキを書くことでしたが、あなたはいかがですか?
あなたなりの「営業の極意」を極めてみてくださいね。
やっぱり、売れないよりは売れたほうがいいに決まってますから!