効果が現れる「研修」の立案と進め方

法人向け

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

今日は久しぶりの雨になりました。農業を営んでいる方にとっては「恵みの雨」かもしれませんね。

今の時期は昼間と夜の寒暖差が大きいので、体調管理には十分注意してくださいね(^^)

効果が現れる研修の選び方

みなさんの会社では「社員研修」を実施されていますか?

社員研修は本当に多種多様で、どんな風に選べばいいのか、研修担当の方は頭が痛いことでしょう。

経営、営業、経理、販売、接客、身だしなみ、話し方、などに加えて、消費税や所得税、軽減税など法律に関わる研修などを含めると、膨大な数の研修プランがあり、そこに研修講師がいるわけです。

 

自分が受けたい研修ならすぐに決定できるかもしれませんが、実際は研修に参加する年齢や、性別の違い、部署の違い、階層の違いなど様々なことも考慮しなければなりません。

 

年間でスケジュールを決めているところもあるかもしれませんが、それにしてもかなりの手間なのが実際のところです。

(快眠デザイン研究所では、レジュメの作成や、セミナーのご案内の資料なども私の方で行うことが多いため、その点は助かっていると言われます。)

 

実際にセミナーや研修を企画する方からすれば、「こなす」セミナーではなく、結果的に参加してくれた方(リスナー)が満足してほしいと考えていることでしょう。

 

かと言って難しそうなテーマだと人が集まらないし、自分に関係のないテーマだと参加者が少なく、「この人、人数集めで呼ばれたな」的な場合もあります(汗)。

 

企画者からすれば、「やってみたけど集まらなかった」とは口が裂けても言えないでしょうし、上司からチクチク言われるかもしれません。

 

今回は「効果が出るセミナーにするため」に研修をしようと考えている人へ向けて、「外部講師と内部講師の違い」そして「ゴールを決めておくこと」について書いていきます。

研修やセミナー企画者の方が少しでも楽に企画できるヒントを書いていこうと思います。

外部研修講師と内部研修講師のメリット・デメリット

まず、研修をするときには「外部研修」と「内部研修」のどちらしようかと考える方もいるでしょう。

外部研修:会社とは直接関係のない講師を呼んで、講演が開かれること
内部研修:会社の上司、またはそこで働いている人が講師となって話すこと
と言葉の定義をしておきますね。

外部講師のメリット

社外から外部講師を呼んだ時には、普段では聞くこともできない新しい刺激に触れられるというメリットがあります。

普段、会社とは直接関係のない人が話すので全く違う方面からのアドバイスが得られることもありますし、他方面からの話を聞くことで、新たなインスピレーションが閃くこともあるでしょう。

また、俯瞰的な立場からの話が聞けるので、他業界の話が聞けることもあると思います。

 

「社内に普段とは違う空気が流れる」というイメージがわかりやすいかもしれません。

 

外部講師のデメリット

上記に挙げたメリットとは逆のことがデメリットになる場合もあります。

全く関係のない講師が話すことは、「うちの業界には全く当てはまらない」なんてこともあるでしょうし、

 

その場合は「あまり自分には関係のないこと」と参考にならない場合もあるかもしれません。

 

また、一言で講師と言えども、話しが上手で時間を流れるようにうまく順序立てて話ができたり、参加者をうまく巻き込んで新しいアイデアを出せる人もいれば

 

一方的に話をして、なんとなく面白みに欠けてしまった。という人もいると思います。

これは講師の経験の数でも違いが出るかもしれませんが、話の組み立て方や抑揚の付け方、巻き込むのが得手、不得手な講師など様々あると思います。

 

研修会当日になってみないと、話し上手かどうかはわからないところでもありますので、前もって打ち合わせをしたり、こういうテーマで話ができないか?など話し合えることができればベストですね。

内部講師のメリット

また、社内の上司や違う部署の人が話をする場合もあるかもしれません。

この内部講師を使うことのメリットは、経費がかからないのが一番のメリットかもしれません。

また、社内の流れをわかっている人が話をするので、聴きやすいテーマになりやすいというメリットがあります。

内部講師のデメリット

逆にここは難しいところでもありますが、聴く人によってその話をする人のことを「好きか嫌いか」で聞く態度が変わってしまうことがあります。

同じことを言っているとしても、「何を言っているか?」ではなく「誰が言っているか?」では随分と変わってきます。

外部講師が言っていれば「うんうん」と頷けることでも、もし、あまり好きではない上司が言っているとすれば同じように聴くことはできないかもしれませんね。

 

●外部講師のメリット
・新しい刺激に触れられる
・異業界の話が聞ける
・新たなインスピレーションが湧きやすい●外部講師のデメリット
・全く関係のない話になりやすい(取り入れにくい)
・その時聞いてみないと講師の「話力」がわからない●内部講師のメリット
・業界内の詳しい情報が得られやすい
・経費が少なくて済む●内部講師のデメリット
・「何を話すか?」よりも「誰が話すか?」によって入ってくる濃度が違う

など、様々なことを考えて、研修のテーマを決めると良いでしょう。

研修にある程度のゴールを見据えておく

最後に、研修を開催する上で、「ゴールを決めておく」ことは非常に重要なことになります。

もちろん、全ての人が新しい取り組みができればいうことはないのですが、なかなかそうはいかないものです。

 

まして、新しいことを始めることは誰にとっても簡単ではないので、「せめてここまでは」というゴールを企画者が決めておければその研修の成否がわかりやすくなるのではないでしょうか。

 

・参加者の2/3の人が新しい取り組みに参加できればOK
・誰か1人でも新しいことにチャレンジできればOK
・研修をきっかけにプロジェクトの修正ができればOK
など、あくまでも例ですが、「ゴールを決めておく」ことは重要なことになると思います。
このブログが、「会社で研修をするように指示されたけど、どう進めていいかわからない」という方の参考になれば幸いです。
ではまた。感謝を込めて。