みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
最近は家にいると、「犬の散歩」で大村公園をよくうろうろしている古泉です。
仮眠制度を取り入れることができない大きな理由
大企業のGoogleやGMOなどでも取り入れられている「仮眠(パワーナップ)」制度。
現実には取り組みたいけれど取り組めないところもあるようです。
社員の健康のために、睡眠が欠かせないことは今では周知の事実になっていますが、なかなかそうは言っても社内に取り入れることができない企業も多いものです。
では、なぜ取り入れることができないのか、何が妨げになっているのでしょう?
声かけだけになってしまっている
会社で新しいことを取り入れる時によくあることですが、「やりたくてもやれない」状況になってしまっていることはありませんか?
仮眠だけに限らず、「新しいシステムが独り相撲」になっていることがよくあります。
例えば、「仮眠をしたい人は自由に取ってください」といっても、隣で上司が忙しく仕事をしていると、それを尻目に「はい、仮眠とります〜」といってもまずできませんよね。
そういう場合は小さなスペースでも構わないので「仮眠室」を設置することをオススメしています。
この場合は周りの環境作りが大切で、「仮眠を取れる環境」や「目や耳から情報が入らない状態」を設けることが必要です。
カーテンで仕切りを作るだけでも、部屋を別に設けるだけでも随分と仮眠を活用できます。
三菱地所に取り入れられている仮眠室。1畳ほどのスペースにリクライニングソファが置いてあり、社員が利用できるようになっている。
男女で分けられていない
これは、特に必ずということではありませんが、女性にとっては男性の側で机に伏せている姿を見せたくないという方もいます。
この場合もスペースを別々にすることで解消されることでもあるのですが、そもそも部屋を設けることともできないというところもあります。
こういう場合は、車の中で仮眠を取るなど、「自分だけの空間」を作るといいと思います。
また、膝掛けなどを頭からすっぽりかぶることもいいかもしれませんね。
幹部が率先して活用していない
毎日の仕事の量が多く、仮眠なんてそもそも取ることができない。という状況もあると思います。
幹部の人は自分から率先して制度を取り入れるようにしましょう。
例えば、午後からの会議の最初10分だけ机に伏せて、目を閉じるだけでも、目からの情報が遮断され、頭がスッキリすると思います。
外での営業のお仕事の人などは、食後の15〜20分を車のシート倒して気分をリラックスさせることにより、午後からの営業効率も上がることでしょう。
車の運転で事故を起こしたりしてしまっては、社員だけではなく、ひいては会社にも損害を与えます。
効率良く営業成績を上げるためにも、ぜひ取り入れていただきたいものです。
まとめ
・声かけだけになってしまっている
・男女で分けられていない
・幹部が率先して活用していない