仮眠の効果「15分のパワーナップで成績をあげる?」

ぐっすりおやすみ 睡眠の知識

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

あなたは仕事中に仮眠をとっていますか?また、仮眠が取れるような「仮眠OK!」の会社で働いていますか?

「仕事中に寝るなんて!」という会社は今後、淘汰されるかもしれませんよ。

しかし、仮眠の効果がわかれば、全ての会社で仮眠をとることはごく普通のことになるかもしれません。

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仮眠の役割

仮眠はなぜ注目されているのでしょうか?

実は仮眠は「サボりではなくてパフォーマンスを高める」という素晴らしい役割があるのです。

ストレスの軽減

仮眠にはストレスを軽減させるという効果があります。

毎日朝からフルスロットルで頑張っていると、脳はオーバーヒート気味になってきてしまいます。

そうなると、ちょっとしたことでイライラしたり、自分だけが頑張っているような気持ちになったりしてしまうことも。

一旦熱を帯びた脳疲労を冷やす効果があります。

 

集中力が高まる

人は様々な情報の多くを「目」から受けています。

この情報が多くなってくると、集中力が途切れ、イライラしやすくなってきます。

仮眠で一旦、目からの情報を遮断することでそれまでの情報がまとめられます。

仕事が行き詰まった時に、リフレッシュをしたり、その場から離れることでひらめきやアイデアが浮かんだ経験はあるかと思います。

仮眠は同じような効果があり、集中力が高まり、生産性も向上すると言われています。

仮眠はどれぐらい取れば良い?

仮眠はおおよそ20分前後が一番良い時間だと言われます。

これは、短すぎても脳疲労は修復されませんし、長すぎると夜の本睡眠に影響を及ぼしてしまいます。

適切な時間で、きっちり仮眠をとることが一番効率が良いということですね。

また、人はサーカディアンリズムという体内時計で動いています。

これは太陽や月など、自然に関係しているものです。

例えば日本と海外では時差があるのに、それぞれの国で普通に活動ができるのはこの「サーカディアンリズム」に体が自然と合わせているからなのです。

このことから、長すぎる仮眠や、夕方以降の仮眠の場合はこのサーカディアンリズムを狂わせることにつながります。

夜の本睡眠に影響が出てくるのを防ぐため、夕方からの仮眠や長すぎる仮眠は避けましょう。(夕方とは16時以降、長すぎる仮眠とは30分位以上のこと)

仮眠の体勢

少しづつ仮眠のことがわかってきましたね。

次に、仮眠をとる時の姿勢についてです。

・横にならない
・うつ伏せはOK
・椅子の背もたれで寝るときは壁に頭をつけて

横にならない

仮眠を取ろうと思って横になる姿勢はあまりお勧めしません。

上に書いたように、横になるということは「熟睡しても良いサイン」だと脳が勘違いしてしまいます。

さらに、目覚めた時に頭がボーッとしてしまうことがあります。

これは、睡眠深度が深くなることによってリフレッシュどころか、熟睡中に起こされるようなものです。

横になるのはやめましょう。

うつ伏せ寝はOK

机にうつ伏せになるのはお勧めです。

仮眠の役割は「目から情報をシャットダウンすること」ですから、うつ伏せになることで目が塞がれます。

両腕を組み、頭を乗せる体勢はお勧めです。腕が痺れるようなときは小さめのクッションなどを使うと良いでしょう。

椅子の背もたれで寝るときは壁に頭をつけて

椅子の背もたれを使って仮眠をとる場合は壁に頭をつけた状態で寝るようにしましょう。

浅い眠りから深い眠りに入る時にクラックといって、いわゆる「ガクッとなる瞬間」があります。

この時、体の筋肉は緩んでしまっているので、ガクッとなった時に首筋を痛めてしまいますので、壁に頭をつけて仮眠をとるようにしましょう。

まとめ

今回は「仮眠の役割」「仮眠の時間」「仮眠時の体勢」についてお伝えしてきました。

仮眠をうまく活用することで、パフォーマンスを高め、仕事をバリバリこなす「できるビジネスマン」になりましょう!

 

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