ドイツ研修(フランクフルト・デュッセルドルフ・ケルン)
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- ドイツ視察に至るまでの経緯
約3年前より、寝具専門店仲間の大分いとしや様より、ハイムテキスタイルとドイツビラベック社の工場見学のお誘いを受けていた。本場のものを見ることによって、扱い商品を自信もって販売できることと、現地に行くことにより肌で体感してほしいということだったが数年は行けず、今回初めてのドイツ視察になった。
ドイツの地下鉄は日本のものに比べ「何番線から乗るとどこに行く」というスタイルではなく「行きたいところがあるならこの番線に乗りなさい」というスタイル。
ドイツ・フランクフルトで行われる「ハイムテキスタイル」はヨーロッパのリネン・生地メーカーが集まる世界的な国際見本市で、その中でも羽毛ふとん・カバー類・毛布のメーカーが集まる見本市である。
ドイツ羽毛工場dauny社の社長さんと
immケルンの見本市は家具メーカーが集まる最大級の見本市で、インテリア・ベッドのメーカーが集まる。
①テキスタイル(生地)では最先端が見られる見本市の中で、寝具業界の先端を見ること、実際に触れて肌で感じること。②自店の現状と今後を見据え、やり方、方向性を創るためのエッセンスにする。③近い将来(3~5年後)の寝具業界を見極める。④日本よりも寒い地域での寝具環境がどうなっているのかを知る。
ドイツの環境・生活環境・寝具の違い
ドイツの環境
近年テロなどの懸念もあり、街中には警察が巡回しているが、観光地としては危険度は低いものの、観光客に対してのスリ、置引きは多いと聞く。
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ドイツの生活環境
日本と違うのは、京都などの盆地に感じられるような底冷えがする感覚。しかし、レストランや店の店内、ホテルなどは空調、暖房が効いており軽装で快適に過ごせるように整っている。
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ドイツの住環境
寒いところなのに掛け布団はデュベ(薄い羽毛布団)が普通。ちょっと寒かったです。でも、部屋は暖かく、暖房はデロンギみたいなオイルヒーターが主流みたいですね。
ドイツの寝具環境
寝具専門店の違い
ラテックス(天然ゴム)素材はほとんど見かけなかった。これはラテックスの原産国がマレーシアという事で、輸入自体が少ないのだと言われている。もちろんまだ出回ってないだけで、これから増えていくだろうと思う。
その代り、ウレタンで発泡の方法を変えて、柔らかめ、硬めが合体したものも多く見受けられた。(マニフレックスDDウィングのようなタイプ)
Bettenrid(ベッテンリッド)の写真もあったんだけど行方不明。個人的にはここに行きたかった。
まとめ
◎総括
これから取組としてできること
<短期>
まずは商品の品種と品目を見直すこと。現在でもしているが、売れている商品と売れていない商品を調べ、売れていない商品は徹底して排除していくこと。
品揃えと集客の方法法を考え、近づけること。
<中期>
消費者が望む方向、もしくはメーカー主導の差が、これからもますます幅が広がっていくだろうと予想される。
消費者が望む方向とはまずは価格。店の種類によってますます価格は下がり、数がこなせない店は粗利が取れず、それに伴って中途半端な店は立ち行かなくなるかもしれない。真空マーケットを探し、特化できるところが残っていくと予想されるので、自店の行く先を決定づけ、邁進させる。
<長期>
「寝具専門店」というくくりでは低頻度商品のために、難しいと考える。そのため、「寝室の中で使用する物」や「家の中で使用する物」というくくりを作らないといけない。
アメリカのbed bath and beyondやIKEA、ニトリのようにホームファッションやホームファニシングという「業態店」がますます望まれる。
また行きたいな。ドイツ。