睡眠時間は歳を取るごとに短くなっている
この図は、年齢とともに睡眠時間が短くなっているというものです。
「人は疲れたから眠るのだ」という考えなら、普通に考えると
年齢を重ねた時の方が疲れているんだから、長く寝るんじゃないの?
って思いますよね?
実は、睡眠には二つの意味があるのです
もしも、疲れたから眠るという考え方で行くと、高齢の方はさらに寝ないとダメなんじゃないかと思ってしまうのですが、
睡眠には「二つの意味」があるのです。
1、「疲れたから眠る」
2、「生命維持のために眠る」
2、「生命維持のために眠る」
というものです。
例えばスポーツをした後などに、からだが疲れてしまって眠くなるという経験は誰にでもあるかと思います。
疲労の後に眠くなるのは誰でも想像がつくと思うのですが、
入院生活をしている時に、「よく眠れる」という経験はありませんか?
「疲れたから眠る」という理論では説明がつかないものなんですよね。
では、疲れていないのに眠れるのはなぜか?
体に必要なホルモンは夜作られる
入院した時には病気療養しています。
これは、からだを休ませるために眠るのと同時に、「体の修復に必要なホルモンを生成させている」ともいえます。
「美人は夜作られる」という言葉を聞いたことがないでしょうか?
体を作っているホルモンは、昼間よりも夜の方が多く出ているためにこの言葉が出てきたのです。
睡眠力も必要
睡眠を取ることは、実は「睡眠力」も必要だと言われます。
もう一度この図を見てましょう。
小さい頃から睡眠時間は短くなるにつれて、もうひとつ大切なことがあります。
それは、9歳くらいまではレム睡眠の割合が多いことです。
同様にノンレム睡眠も割合が高いことがわかります。
「レム睡眠」の主な役割は「心のメンテナンス」といわれます。昼間に起きたことを整理したり、「心の病」を予防しています。
また、「ノンレム睡眠は」脳を休息させたり、体の休息と成長をしています。
実は、子供においてはこの「レム睡眠」の時に脳を発達させているのではないかと考えられています。
そして、ノンレム睡眠の時に「成長ホルモンが出ている」と考えられています。
ということは、疲れたから休むというだけではなく、生命の維持に必要なすべては睡眠で取られていると言えます。
人生をうまくコントロールするには「睡眠力」が必要
生活の中で、毎日を元気に過ごすためには、自分で自分の睡眠力をコントロールする。
それを知り、正しく使うことができれば、これだけパワフルなことはありませんし、生活の質もあがることまちがいなしですね!
ではまた、感謝を込めて