「睡眠ログ」をつけてみると「自分の眠り方」が目に見えてわかります。
自分の適正な睡眠時間知っていますか?
仕事に明け暮れていると、ぐっすり眠れるときは休みの日の前ぐらいで、そのときは待ってましたとばかりに「寝だめ」をしている人も多いと思います。
いつもより長く寝て、この後、外に出て用事をしようとしても、「すぐに一日が終わってしまうから、そのまま家でゆっくりしている」うちに明日からはまた仕事・・・。
と思ったことは誰にでもあるかと思います。
今回は実際に私の個別アドバイスを受けた方が3ヶ月の経過後にどういう変化が起きたかを綴っていきます。
ここでは、睡眠アドバイスに基本的な「睡眠ログ」を使用しています。
睡眠ログとは「布団に入った時間」「寝付くまでの時間」「就寝時間」等を毎日つけることで、自身の睡眠行動を知るために使用するもので、医療機関でも使用しているものです。
*「睡眠ログ」=「睡眠日誌」とここでは同意語だと思ってください。
睡眠ログをつけてみよう
これは、快眠デザイン研究所で「睡眠コンサルアドバイス」を受けた方の実際の睡眠ログです。
上の画像はまだアドバイスをする前の睡眠ログで、「→」は布団に入っている時間、■は寝ていた時間を表します。
普段の睡眠を見てみると寝る時間もバラバラ、起きる時間もバラバラになっているようです。
あらかじめ言っておきたいのは、今回、実施された方は、「普段の睡眠には特に困ってない」ということです。
そんな方は多いいかもしれません。でも実際はこれだけ変化が現れます。
まず、アドバイスをして1ヶ月後。
中途覚醒(夜中に起きる回数)が激減しているのがわかるかと思います。これにどんなアドバイスをしたかというと
「眠くなってからベッドに入ってください」ということと、「起きる時間を出来るだけ一定にしてください」といったことくらいです。(他にもA4一枚分ぐらいのアドバイスもしていますが、ここではわかりやすいように割愛しています)
中途覚醒は■と■の間の白い隙間部分です。
つぎに、ベッドに入ってからの寝付くまでの時間が短くなっていることがわかります。
今までは、「寝る時間だから寝なくっちゃ!」という生活。「明日も仕事だし・・・」という状態です。
しかし、睡眠ログをつけてから1ヶ月後にはベッドに入ってから寝付くまでの時間が適正になっているのがわかります。
そして、さらに1ヶ月後。
今では起きる時間も揃いだしてきています。
個人コンサルをしていると、おつきあいが長くなるために、少しづつその方の眠り方の癖までわかってきます。
並べてみるとさらにわかりやすいかもしれません。
1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目
中途覚醒が減って、ベッドに入ってからも適切な時間で入眠できるようになりました。
さらに起きる時間もまばらだったのが、起きる時間も揃ってくるようになりました。(たまに睡眠時間が極端に少ない時がありますが、夜勤をされている方なのでこのようになっています)
睡眠はコントロールできます
「不眠」になる原因はこれです!というものは僕はあまりないと思っていて、それぞれに原因がやはりあるものなんです。
「精神的疲労、神経的疲労、身体的疲労」の3つに別れることが多いんですが、それのどこに問題があるかがわかるようになることが、実は不眠を解消する目的かもしれません。
睡眠はコントロールできます。眠り方は個人で全て違うものですが、その人にあった眠り方を見つけだして、それを癖づけしていけばきっと、快眠に慣れると僕は信じています。
そのために、独立までして立ち上げたこの仕事はもしかすると転職なのかもしれません。(笑)
不眠に困っている方は「睡眠ログ」をつけていくことをお勧めします(^^)
詳しい個別アドバイスはこちら