大分の温泉旅館に学ぶ「ひなの里」

プライベートブログ

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

先日、大分県日田市の温泉旅館(ホテル?)に宿泊しました。

仕事でビジネスホテルが予約取れなかったので、急遽変更になったホテルでしたが、ビジネスにとってもかなり勉強になるホテルだったので皆さんにもシェアしたいと思います。

大分県日田市「ひなの里」

このホテルの名前は「ひなの里」

以前は山陽館という名前で地元では長く続いていた旅館だったのだろうと思います。

部屋は一般的な旅館のような感じで、見た目ではどこにでもあるような感じ。

しかし、ここ「ひなの里」では至る所に、宿泊者の心を和ませる工夫がされていました。

廊下にはアンディウォーホールの絵がずらり

エレベーターを降りてまず目に入るのが「アンディウォーホールの写真」。

ずらり並んでいました。

ちょっと室内の雰囲気とは違った感じがしますが、意外と気にならないというよりは、気分が高揚する感じでした。

通路から部屋までの数メートルも目を楽しませてくれるものでした。

おっとっとのマーク

昔ながらのホテルというのは室内に段があるところも多い。

今ではバリアフリーが当たり前だが、ひなの里ではこの段すら逆手にとって楽しませてくれる。

「段に注意!おっとっと!となりますよ。」という意味だろう。

少し考えたがすぐに理解できた。

「起こさないでください」の表示にも工夫が

起こさないでくださいの表示はマグネットになっていて、ドアの壁にペタッとつけるのが一般的。

このホテルではイラストで「起こさんで」と大分弁で書かれているので、クスッと笑ってしまう。

さらにこのうさぎちゃんはこのホテルのイメージキャラクターなのだろう。至る所に出てくる。

避難経路の表示、トイレの清掃済みにも

避難経路の表示や、トイレ清掃済みのシート、さらに笑顔になれたのはこの「アドバイスのお願い」。

ホテルがどうだったかを尋ねるアンケート用紙はよく見かけるものだが、さらに「アドバイスのお願い」にはびっくり。

思わずアドバイスしてみようかと思ったが、私のプロポーズなど興味はないだろうと書かなかった。

ここまで部屋の中を散策したり、書いてあるものをまじまじと見ることは普段そうない。

季節、一日の移り変わりをパノラマで

目の前には川が広がっていて、季節の移り変わりや太陽の日差しを体いっぱいに浴びることができる。

温泉も完備してあり、露天やサウナでゆっくりできるし、マッサージ機がずらっと置いてある部屋もあり、久しぶりに疲れた体を癒すことができた。

ビジネスで考えてみる

今回のホテルでは様々なことで勉強になった。

大きなお金をかけることではなくとも、ちょっとした工夫でお客様は喜んでくれる。少なくとも私がそうだった。

食事は取れなかったが、きっと食事も素晴らしいものが出てくるんだろうと期待して、また来てみようと思ってしまう。

豪華な施設や設備は、一度来たらしばらく来なくてもいいと思ってしまうものだが、小さな幸せを一つずつ積み重ねていくと、「楽しみを自分で探そう」としてしまう。

私も睡眠の専門家として活動しているが、睡眠を専門にしている人は多数。

私はその中でも「生産性向上とパワーナップ(仮眠)」に絞り込んでいるので他の専門家とは違いが出せているのかもしれない。

たくさんの本を読むことで取り入れられることも多いが、実際に体で感じて吸収することも非常に大切だなと感じた。

https://www.sanyokan.com 山陽館 ひなの里HP