睡眠中の脳の活動と夢について

睡眠の知識

睡眠中の脳の活動と夢についてみなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

皆さんは毎日夢を見ていますか?

夢を見ないくらい、毎日熟睡しているよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、皆さんが寝ている間には、脳は様々な動きをしているのです。

人は毎日夢を見ている?

睡眠中の脳の活動と夢については、科学的な研究が進んでいますが、まだ完全に解明されていない部分があります。

一般的には、睡眠は複雑な脳の活動が行われる時間であり、夢はその一部として考えられています。

睡眠中、脳はどんな活動をしている?

睡眠中の脳の活動は、一般的にレム睡眠とノンレム睡眠の2つのステージに分かれています。

ノンレム睡眠は、深い眠りのステージであり、脳波がゆっくりとした波形を示します。レム睡眠は、Rapid Eye Movement(急速な眼球運動)の略であり、脳波が活発になり、眼球が速く動く特徴的なステージです。

 

一般的に、睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されるサイクルで構成されています。

夢はどんな時に見ている?

夢は、主にレム睡眠中に発生すると考えられています。レム睡眠中の脳は、覚醒時と同様に活発に働いており、脳波や神経活動のパターンが覚醒時と似ていることが確認されています。

また、レム睡眠中には、筋肉の緊張が弱まるため、夢を見るときには身体が動かないようになっています。

皆さんもよく知っている「金縛り」という症状は、体の筋肉が硬直している(休んでいる)時に脳が活発に働いている時に起こります。

体は動かないのに、脳や眼球がとても活発に動いている状態の時、これが「金縛り」という状態です。

夢の内容は「喜びや悩み」に直結している?

夢の内容については、個人差がありますが、一般的には現実にはありえないような場面や出来事が登場することが多いものです。

夢の内容は、個人の経験や記憶、感情、願望、ストレスなどに関連しているとされていますが、具体的なメカニズムはまだ解明されていません。

夢占いや予知夢という言葉もあるように、夢をなぜ見るのか、夢がどのような役割をしているのかは、まだ解明されていないことが多く、その先にはロマンに近いものがあります。

また、私たちの脳は「悲しいことは記憶の奥に隠してしまう」習性?があります。

そのため、悲しみは時間が経つと薄れていくのです。喜びもしかり。

人以外でも夢は見ている?

例えば犬や猫でも夢は見ていると言われてます。

睡眠をなぜ取るようになってるのか?についてはわからないことだらけですが、基本的に「睡眠の役割は何か」というと、脳と体を休めることだと断言できます。に尽きます。

 

脳は起きている時には見られないような情報処理が行われています。まさに休んでいる時の脳はスーパーコンピュータにも引けをとらないくらいものすごい情報量の解析や分析をしています。

脳を持っている生物は基本的に睡眠を取るようにできています。

時間の長短はありますが、生きて行く上で「睡眠」はそれほど必要不可欠なものなのです。

「夢は寝て見るものではなく、起きている時に見るものだ!」と以前に何かの本で読んだような記憶がありますが、現在睡眠中の脳の活動や夢に関する研究は進化し続けており、今後の研究によって新たな知見が得られる可能性があります。