みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
セミナーや研修を開催しようとした時に、いろんなサイトを見て検討するかと思いますが、なぜこんなに講師料金に違いがあるのか不思議に思ったことはありませんか?
今回は、「なぜ講師料金がこんなに違うのか?」についてお伝えしていきます。
根本的な講師料金の差とは?
講師に講演を依頼しようかと思った時、講師料の差に「びっくり!」したことはありませんか?
講師の先生によって、数万円から研修を行っている方もいれば、100万円以上もする講演料を提示しているところもあります。
なぜこの差が出てくるのでしょうか?
実は、いろんな理由からこの差が生まれています。
有名人ほど高額になりがち
例えば、地域の少年野球団の監督に講演をしてもらう場合と、元プロ野球選手に講演をしていただくのには講師料に差が出てくるのはもっともだろうなと、考えると思います。
実際に、「有名であればあるほど講師料は高額」になる傾向があります。
有名だから高い!というものではなくて、様々な業界で業績をあげた人というのは、楽しいことも苦しいことも実体験として経験しているのです。
その体験談を聞いて、そこから何を得るか?によってその後の人生観にまで影響がある場合もありますよね?
実は、実体験を積んでいる人というのは、話の中身だけではなく、その人の生き方、考え方、魅力までもが多くの人に影響を与えるのです。
その影響力のパワーが価格にも現れるのかもしれません。
テレビに出ている人も高額になりがち?
これは先に書いた元プロ野球選手と少し似ているかもしれません。
テレビに出ている人=有名人=ためになることを話してくれる人!というイメージがあるかもしれません。
いわゆる「テレビに出ている」というだけですごい権威を持っているかのように見えてしまうものです。
これは、本の出版にも似ているところがあります。
講師業をしている人って、「1冊の本を書いている」のをよく見かけませんか?
これは、本を出版することによって、いわゆる「ハク」がつくからという人もいます。
確かに本の出版はとても大変なものだと聞きますし、文章力や文章をまとめるスキル、そして地道な努力が必要となっているのです。
テレビに出ている人と、出ていない人。本を出している人と出していない人。
もちろん、テレビに出ている人で本を出している人から話を聞いてみたいと思いますよね?
自ずと金額に差があらわれます。
講師の料金には「相場がない」
講師業をしている人は、今までのスキルや経験、体験などを考慮して講師料を設定しています。
例えば、私の場合は16年間寝具業界にいて、その中で体験から「睡眠日誌」を活用して「不眠を快眠にする」ことができるスキルを身につけたからこそ15万円や30万円という価格設定にしています。
もしこれが、「睡眠の本」を一冊マスターしたくらいではこの価格での講師料はいただいてないと思います。
「多くの不眠相談の経験」と「不眠の克服方法」を知っているからこその金額設定だと思っています。
「相場がない」業界でもあるので、自社にとって、どんなゴールを見せてくれそうなのか?そしてその価格でOKか?を見極めることが大切ですね。
一人で動いている場合と、複数で動いている場合でも差がある
私の場合は、一人で動いて、全て一人で運営しているので、現時点でのこの金額設定なのですが、一人ではなく複数で動いている方もいらっしゃいます。
例えば芸能人だと、本人以外にマネージャーだったり、企画会社が間にはいったり。
その場合は、他の経費もかかるので自ずと金額に上乗せされることもあります。
例えばマネージャーを一人随行させて飛行機を使用すれば単純に飛行機代は倍になったりします。
これも有名人になればなるほど、ある意味仕方のないことですよね。
あなたが講師を選んでいるように、講師もあなたを選んでいる
少し、辛辣な言い方かもしれませんが、あなたが何らかの基準で講師を選んでいるように、講師側もあなたを選んでいることもあります。
例えば、大企業だけをターゲットにしている講師もいれば、中小企業をターゲットにしている講師もいますし、商工会議所や公共機関をターゲットにしている講師もいます。
ただ単に「金額が高い、安い」だけで判断するのではなく、いかに「自社に合う講師」を選ぶのかが重要になりますよね。
「相対的に安い」価格を設定しているところでは、その後に顧問契約を結ぶことが本来の目的という場合もありますので、最終的にどれくらいの費用がかかるのかも必ず、見積もりを取りましょう。
講師に値引きは可能?
例えば、あなたの会社に予算があるとします。
そして、「もう少し価格が抑えられればお願いできるのに」ということもあるかもしれませんよね。
その時は「予算が○○しかないのでお願いできませんか?」と聞いてみるのもアリだと思います。
全ての方に通用するとは思えませんが、最初から少し割高の値段設定にしておいて「要相談OK」と表記している講師もいます。
この場合は相談によっては、価格を抑えることができるかもしれません。
この時は「〇〇しか予算がない」と正直に伝えることをお勧めします。
「いくらになりますか?」という質問はとても困るところでもありますしできれば講師側も価格は下げたくないのが本音です。
「○○円ならOK」という講師もいれば、「交通費も含めていくらまでなら可能です」もあれば「1割下げるまでなら大丈夫です」という表現をする講師もいるでしょう。
逆に、価格を下げてお願いして自社の予算に合わなければ断るのも気が引けますし、印象もよくありません。「価格を下げて断られた」という事実があれば次回予算が上がって呼ぼうとしてもおそらく断られるでしょう。
それならば、「これでお願いしたいです」と正直にお伝えする方が双方にとっても後味が悪いなんてことにはならないですよね。
また、講演を依頼するときの講師料についても書いています。ご参考にされてください。
まとめ
「講師料金に差があるのはなぜ?」というテーマでお伝えしました。
最終的には、講師料というのは高いか安いかではなく、「そこから何を得るか?」「この研修で自社にとってどれだけプラスになるか?」で考えてみると良いでしょう。