「仮眠」睡眠関連キーワード

睡眠の知識

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

今日の睡眠用語は「仮眠」。

仮眠に似ている言葉では、昼寝やうたた寝などがありますが、今回はその違いについても解説していきましょう。

仮眠

仮眠とは・・・短時間の睡眠をとること。人間の平均睡眠時間7〜8時間に足りない時にその睡眠時間を補うこと。
睡眠時間の不足によって、その時間は異なる。(Wikipedia)
と書いてありますが、少し意味が違うと私は思っています。
Wikipediaの文面からすると、睡眠時間が足りない時にそれを補うためのもの?のような表現をされていますが、
私の考えは
通常ヒトの生活リズムの中では、体温が下がると眠気度合いが上がります。
満足な睡眠時間が取れていたとしても昼間の数時間だけは、眠気が生じます。

その時に30分以内の「積極的睡眠」を取り入れ、脳の活性化や記憶力、収集力を高めること。

これが「仮眠」だと考えています。

満足に眠れていてもウトっとすることは不思議ではない

上のグラフを見ていただくとわかるように、通常は体温と眠気は反比例しています。

体温が高くなれば眠気は少なくなり、体温が下がれば眠気は襲ってきます。

しかし、午後2〜4時の間は体温が高いのに、眠気も高くなります。

この時に積極的に仮眠をとることをお勧めします。逆に夕方からの仮眠や、夕食後にソファでうたた寝することは夜の本睡眠の時間に影響を与えることになってしまいます。

「昼寝」と「うたた寝」はどう違う?

仮眠に似た言葉で、「昼寝」や「うたた寝」がありますがどう違うのでしょうか?

昼寝との違い

「昼寝」・・・体を横たえて睡眠をとるということ。仮眠は横にはならずテーブルなどの上で伏して眠ります。
また、昼寝の場合は体を横たえるため深い睡眠段階に入る場合があり、目覚めた時に眠気が残ります。仮眠の場合は深い睡眠段階に入る前に目覚めさせるので、目覚めた時にはスッキリしています。
横たわるかどうかの違いとともに、起きた時の目覚めにも大きく違いがあります。

うたた寝との違い

では、うたた寝とはどう違うのでしょうか?

うたた寝は自分が意識せずに、眠ってしまう状態です。運転中や、会議中に知らない間に寝てしまうことは誰にであるかもしれませんが、仮眠の時は時間を決めてルーティン化していきます。
うたた寝は自分が気づかないうちに寝ている。さらに時間は関係ありません。
仮眠は「積極的に」行うことがポイントなので、時間を決めて積極的に寝ることになります。
大きな違いといえば、仮眠は時間を決めますが、うたた寝は知らない間に寝ているところが大きく違ってきます。

まとめ

仮眠という言葉は、案外異なる意味合いで捉えられているのかもしれませんが、どちらかといえば仮眠は「自らすすんで行動すること」で、昼寝やうたた寝は「疲労が溜まった場合や、知らない間に起きた現象」ということかもしれません。

どちらにしても、健康的に、そして仕事も順調に進めようとしている方は、積極的に仮眠をとるようにしましょうね。