みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
研修って参加したことはありますか?
私たちの時は、「研修」に参加できるのは会社の中でもほんの一握りの優秀な人材だけでした。
○○万もする研修に行けて(噂では50万くらいするセミナーに参加できていたらしい)、さらに自分たちと成績の差がつくじゃないか・・・。と羨ましく思ったものです。
この記事は、セミナーを担当している企画の方へ向けて書いています。やるからには「今回の研修は成功した!」と思ってほしいからです。
研修は意味がないもの?
最近の研修といえば、会社の中で「講師対多数」のイメージがありますが、
前は聞くだけではなく、色々なディスカッションがあったり、グループワークがあったりと
「行くまではめんどくさいけれど、行ったらそれなりに価値があった」と思って帰ってきていたものです。
しかし、今の若い人(というと自分がおっさんに思えて嫌なのですが(笑))は
「研修は意味がない」と思っている人も多いようです。
何故なのでしょうか?
以前は学べる機会が少なかった
今でこそわからないことは「Google先生」に聞けば一発で答えが出てきたり、何かを学ぼうと思えばネットでも学習ができる時代になってきました。
そこで、今の20代、30代の方にとっては「誰かを呼ぶのも良いけど、ネットでも見れるよね?」と感じてしまうのかもしれません。
確かに学習する場合は、自分が得意分野の方が頭に入るし、覚えも早い!というところはありますよね。
私は国語や英語はどちらかといえば得意な方だったのですが、数学は苦手だったので、数学に授業の時はとても苦痛でした。
(なぜ数学が嫌いなんだろう?と考えてみた時、国語には△があるけど、数学は○と×しかないからだということに気づきました(笑)このゆるゆるな性格は今でも引き継がれています)
話が逸れてしまいましたが、要はただ単に聞くだけのセミナーでは面白くも楽しくもないって思われるようになってきたのです。
研修にもアイデアを!
研修講師の中でも、話が上手な人もいれば、呪文のように唱えている方もいます。単調に話す人もいれば抑揚を上手に使って話す人もいます。
私も言葉の強弱には注意していますし、聞いている方を見て「つまんなさそうだな・・・」と思ったら話の流れを変えて、ワークを取り入れたりと試行錯誤しています。
それはなぜかというと、やはり聞いている方に、いかに興味を持っていただくかが重要だからです。
研修を企画した担当者からすれば、大切な会社の経費を使っているので真剣に聞きますが、そうでない社員からすれば「こんなつまらない研修に経費を無駄に使って・・・」なんて思われているかもしれません。
だからこそ、研修はその会社にあったテーマかどうか?聴講者が楽しくなってくれそうなテーマか?を見極める必要があるのです。
研修には「ライブ感」が必要
私たちが子供の頃、アイドルはテレビの中でしか会えない「遠い存在の人」でした。
しかし、今ではAKB48に代表されるように、「リアルでも会えて、とても近くにいる存在」になっています。
現代はスマホやパソコンでいつでも見れたりできるのに、なぜ「会いに行けるアイドル」が人気なのでしょう?
それは、リアルに会うことで親密感がとても近くなるからです。
YouTubeでSMAPの映像って流れませんよね?これは著作権など色々な壁があるからなのですが、
現代はYouTubeで無料で音楽を流して、コンサートで収益を集める手法もあるくらいです。パソコンの画面は非現実ですが、コンサートはリアルです。
このリアルを求めて人は集まるとも言われています。
同じように研修を行う場合でも、ただ講師が話すことをじっと聞いてるだけではダメで、リアル(現実)にどう活かせるか?を可能な限り伝えることができている講師はやはり人気があります。そしてその内容が研修の可否を決めています。
講師は、参加者がリアルに取り込めるかどうか、明日からの生活にどれだけ影響を与えることができるかというところでも、話の内容を組み立てていかなければなりません。
「意味のない研修だった」
「つまんない研修だった」
と思われないよう特に若い世代の社員がいる会社においては、研修にもひと工夫、ふた工夫していくようにしましょう!