10時間以上も寝ているのに、まだまだ寝足りない
「10時間以上も寝ているのに、まだまだ寝足りない」。これって何か病気ですか?
人の睡眠時間は人それぞれです。
6.5〜7.5時間を境に、睡眠時間が短すぎる場合や、長すぎる場合は体に悪影響を及ぼすことがあると集計の結果が出ています。
しかし、なかには10時間以上も寝ているのに、まだ眠いという症状を持つ方がいます。
この場合は、早めに睡眠専門の医療機関でみていただくことを強くお勧めします。
今回は寝ても寝足りないという方へ、「過眠症」という症状についてお伝えします。
過眠症という病
過眠症:夜寝ているにも関らず、昼間に強い眠気に襲われてしまう病気
ナルコレプシーと言われる、「突然体の力が抜け切ってしまって、倒れ込むように眠る症状」とは違って、「寝ても寝ても眠い」というのが特徴です。
過眠症には次のようなものが原因ではないかと言われています。
- 夜間睡眠が10時間以上である
- 3ヵ月間以上、ほぼ毎日、日中に強い眠気に襲われる
- 眠気によって日常生活に支障がある
- 日中、頭痛やめまいを感じることが多い
- 眠気によって集中力が途絶える
- 予定していた仮眠時間を過ぎても起きられない
- 長時間寝ても、仮眠しても、すっきり起きられない
引用:Medicalook
注意しなければならないのは、過眠症とは「総睡眠時間が長いのに、実際には睡眠の質がとても悪い」ということです。
睡眠の質が低下しているがために、日中に強い眠気に襲われるものです。
(ナルコレプシーは機能性の障害であり、この過眠症の症状にも似ていますが、病状は別のものになります)
治療法は?
1、適切な睡眠時間を確保する
睡眠時間が本人にとっては足りていないために、日中に眠くなるということは、夜の睡眠習慣を改善する必要があります。
2、医療機関に相談する
今は、睡眠障害を専門にしている医療機関も多くあります。近くに睡眠専門の医療機関がない場合には心療内科に相談すると良いでしょう。
お薬による治療で治すこともできますので、早めに受診しましう。
適正な睡眠時間を知る方法
適切な睡眠時間を確保すると言っても、自分に必要な睡眠時間は何時間かわからない方もいるでしょう。
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