「眠れない=不眠症?」と言い切れるのでしょうか?
眠れない、熟睡感がない、朝に早く目覚めてしまう、夜中に目が覚めてしまう。
この状態が2週間以上続く場合は、「不眠症」を疑ってみるのもいいかもしれません。
その前に、「睡眠障害」にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
当てはまるものがありますか?
*「睡眠障害」のひとつが「不眠の症状=不眠症」です。睡眠障害は「過眠症」「過眠症」「睡眠時随伴症(パラソムニア)」「概リズム睡眠障害」に分けられます。
不眠症の種類
不眠症かも?と思ったら、この4つに当てはまっていないかチェックしてみましょう。
2、夜中に目が覚めてしまうことがしばしばある
3、朝早く起きてしまうことが続く
4、ぐっすり眠った感が感じられない
2、中途覚醒(ちゅうとかくせい)
3、早朝覚醒(そうちょうかくせい)
4、熟睡困難(じゅくすいこんなん)
「入眠困難」の症状と対策
<症状>
入眠困難は「布団に入って30分以上、寝付けない」という症状です。
毎日、布団に入っても寝付けない症状のことですが、「今日も眠れないかもしれない」という気持ちが強くなり、さらに眠れなくなる場合もあります。
<対策>
ひとつは「眠くなった時に寝室に入る」ことです。「寝室は睡眠をとる場所」と脳に記憶させるのです。
「寝室=眠れない場所」という風に脳が記憶してしまった場合、布団に入っても眠れないことが当たり前になってしまっているかもしれません。
「寝室は睡眠をとる場所!」という風に脳に記憶させてしまうのです。寝なきゃいけないから寝室に行くのではなくて、眠くなってから寝室に行くように心がけましょう。
最初の頃は眠くならずに、睡眠時間が短くなってしまうかもしれませんが、習慣づけることでリズムを保てるようになってきます。
「中途覚醒」の症状と対策
<症状>
中途覚醒は、夜中にわけもなく起きてしまう症状です。回数としては夜中に3回以上起きてしまう時には、この症状を疑ってみます。
「トイレに夜中に必ず1回起きる」というのは中途覚醒には当てはまりません。
<対策>
もっとも簡単な方法は、起きた時に時計を見ないようにすることです。「あ〜、まだこんな時間か」「また、こんな時間に目が覚めてしまった」などとつらい気持ちにかえってしてしまっているかもしれません。
またそれが眠れない原因になってしまい、悪循環に陥ることがありますので、夜中に目が覚めても時計をみるのをやめてしまうのです。
次は「早朝覚醒」と「熟睡困難」についてお伝えします。