みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
先日「ニュースゼロ」で「10年後の昼寝」というテーマで放送されました。
その中で、行政と企業が睡眠について取り組みを始めたとのこと。しかもそれは九州の一大都市、福岡でした。
福岡市と西川が「昼寝」推奨?
福岡市が2019年5月29日、「昼寝」を推奨する取り組みを始めた。福岡市によると、自治体主導の昼寝推奨は全国初だという。寝具メーカー・西川と連携し、市内の希望する企業に対して昼寝用の「フード付きブランケット」を無料配布したり、睡眠に関するセミナーなどを開催したりする。
(引用:HUFFPOST)
なぜ睡眠の取り組みを?
福岡市の平成28年度の調査では、「睡眠で休養が十分に取れていない」との回答者が、30~40代で3割に上ったとのこと。
市では、健康づくりの柱の1つとして「休養」を掲げ、
様々な取り組みを行ってきたという。
しかし、市が2016年に行なった調査で
「睡眠で休養が十分に取れていない人の割合」が
男女ともに全体の約3割で、2011年の調査からほとんど
改善されていないことがわかった。
「今までと同じことをしてもだめ。新たなアイディアを」と考え、
民間企業の知恵を求めたのだという。
そこで450年以上続く寝具大手メーカー「西川」に白羽の矢が立った!ということでしょうか。
寝具メーカーも様々ありますが、西川は寝具販売だけではなくて、科学的に「睡眠」に対して研究を行なっています。
同じ睡眠を伝える1人として、今回の取り組みはとても嬉しいです!
睡眠が会社に浸透しないワケ
会社では睡眠セミナーを開催しているところも多いかと思いますが、福岡市のように、それでも快眠指数が高まらない理由があるようです。
それはなぜなんでしょう?
知識だけ吸収
例えばダイエットは「食事、運動、睡眠」をきちんとできれば体調管理ができて、ダイエットに繋がることはみんな知っていることですが、実際できている人は少ない。
これは、「知識だけを吸収しても活用できなければ難しい」ということを意味しています。
実行力がモノを言う
今回のように、企業としても取り組むきっかけがあれば入りやすいのですが、「どうすれば実行できるのかがわからない」というのも現実だと思います。
私の睡眠研修でも睡眠日誌を使用してフォローしていくことで、企業内に浸透させていきますが、誰もが簡単に実行できることがポイントです。
「聞いてよかった!」では実行できにくいのが現状です。
制度にして活用しよう
ストレスチェックやアルコールチェックも制度にすれば企業内にある程度浸透します。
快眠の方法も、制度まではいかなくても、実行できるものがないと、なかなか効果は期待でにくいですものです。
ひとまず、「仮眠を普通に」「社内で眠ることを推奨」できたきっかけになったことは喜ばしいことですね(^^)
ではまた。