「不眠症」になる6つの原因と対処法

睡眠の知識

みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。

今日は基本的な疑問にお答えしてます。

 

それは人はなぜ「不眠になるのか?」についてです。

厚労省がホームーページに掲載している内容をお伝えします。

 

要約すれば、不眠症になるのには、内的要因と外的要因に区別できると思います。

不眠症の原因

厚労省が不眠の原因として挙げているのは次のようなものです。

1、ストレス
2、体の病気
3、こころの病気
4、薬や刺激物
5、生活リズムの乱れ
6、環境

ストレスによるもの

ストレスは、緊張した時に発生するもので、ストレスが多くあると不眠症になりやすいです。

 

厚労省の資料では、神経質で真面目な性格の人は、ストレスをより感じ、不眠にこだわりやすく、不眠症になりやすい。

 

と書いてあります。

 

 

 

ストレスはほとんどの人が感じているものですが、不眠になりやすい人の多くはストレスを「より強く感じやすい」ようです。

また、ストレスとうまく付き合い、その発散方法を知っている人はストレスを感じていても発散しやすいということかもしれません。

 

 

ストレスは基本、人には全く無いのもいけないとも言われています。
ストレスが全くない状態では、やる気や向上心等も失われてしまうとも言われています。

 

体の病気

高血圧や心臓病、呼吸器疾患、腎臓病、前立腺肥大、糖尿病・リウマチ、アレルギー疾患、脳出血や脳梗塞など体の病気で不眠症が生じます。

 

気持ち的なストレスによる不眠とはすこし違って、体の病気による「不眠症状」が出ることがあります。

 

 

 

これらは、体の異常、痛みかゆみなど体が感じることから、不眠になりますが、病気の場合は完治することによって、不眠が失くなることもあります。

 

この場合は、不眠の治療よりも先に、病気の治療が最優先です。

こころの病気

うつによる不眠はこころの病気と診断されます。

 

 

こころの病気は非常に難しく、なんとなく調子が悪いと感じていて受診したら「うつ病」と診断された。ということもあります。

 

 

 

初期症状としては、「やる気の低下・無気力」なども挙げられますが、厚労省では「早朝覚醒と日内変動(朝は無気力だが夕方には元気が出てくる)」に気をつけてくださいと表記されています。

 

どちらも感じる場合、またはどちらか一方でも感じる場合は一度専門医を受診してみましょう。

 

早めに不眠症から解放されるアドバイスをいただけるでしょう。

 

薬や刺激物

治療薬が不眠をもたらすこともあります。

 

睡眠を妨げる薬としては「降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤」などがあります。

 

また、抗ヒスタミン薬は昼間に眠気が来ることがあります。

 

刺激物としては、コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン、タバコに含まれるニコチンなども覚醒作用があります。

 

 

 

カフェインは利尿作用があり、ニコチンには覚醒作用がありますので、嗜む頻度を減らしたり、また接種の時間を調整するのもひとつの手段です。

 

生活リズムの乱れ

本来人は「太陽と共に起床し、夕日と共に休息する」生き物ですが、深夜勤務や時差ぼけ、交代勤務など不規則な勤務時間によっては、リズムが乱れ不眠になることがあります。

 

この睡眠リズムの乱れを解消することができなくなっている方が多く、不眠症になる方の多くはこのパターンです。

 

 

 

睡眠日誌の活用や、休みの日の睡眠リズムの調整などで不眠を軽減することができます。

 

 

現代では24時間社会といわれています。

 

 

どうしても睡眠リズムが狂いがちになってきますから、自らできることから始めてみるということがいいかもしれません。

 

 

 

環境

騒音や光、異臭などが睡眠の妨げになっていることがあります。

また、電磁波等が睡眠の脳波に影響するといわれることがあります。

 

 

 

 

さらには、寝室の温度や湿度が適正でないと、寝苦しかったり寒くて眠れないということにもなってしまいます。

 

就寝時の寝床内環境(眠る時の布団の中の環境)は「温度33度、湿度55%」くらいが適正といわれますので、加湿器やエアコンなどを上手に活用しましょう。

 

 

まとめ

不眠の原因としては、「内的要因と外的要因」に分類されることがわかりました。

 

 

さらには妊娠や出産、人のいびきや、物音などさらに多くの原因も考えられます。

 

もしかすると不眠症なのでは?時になっている方は今回のブログを参考にしてみてください。

 

 

生活環境の改善によってぐっすり眠れる日が来ますように。