中間管理職は上から下から板挟み?
みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
私は働き出してから、最初の半年以外はずっと中間管理職でした。大学を卒業してから呉服屋に就職して、そのときに半年で「新人賞」をいただいて(ちょっと自慢(笑))、それからチーフになり店長になったので、就職して1年後には部下がつくようになりました。
中間管理職になると、「上司からと部下からの板挟み」になるから大変だとよく聞きます。
実際はどうなんでしょうか?
・・・実際は「その通り!」ですよね。
この「中間管理職」ってものは、どんな役割を期待されている職なのでしょうか?
中間管理職はマネジメントとプレーヤーの両方ができないといけない
中間管理職の人は、現場でそれなりの「結果」を出した人がなるんだと思います。
なので、自分1人の「プレーヤー」としての行動はできるようになっているというのが前提です。
そして、部下ができることによって、仕事がひとつ増えてしまうってことになりますよね。
そこで求められるのは「人の管理」というマネジメント能力なんですよね。
中間管理職に求められる仕事
では、実際に中間管理職の人には、どのような「仕事ぶり」が期待されるのでしょうか?
1、トップの想いを咀嚼して部下に伝えること
2、部下をまとめて目標を達成すること
この2つが大きく求められる仕事になると思います。
トップの想いをわかりやすく部下に伝えること
企業は最終利益を出すことが目的です。利益を出して地域の人に還元する。社会に役立つとはそういうことだと思います。
厳しい言い方をすれば、「利益を出すのは当たり前で、そのために働く」ことが求められます。
会社の役員になったり、取締役という肩書きがつくようになると社員のひとは「いいな〜」と思うかもしれません。
しかし、役員になると真っ先に会社が赤字になると、給料が減らされます。万が一会社が倒産すると、失業保険もありません。
会社に個人で連帯保証をしていれば、その人の財産は1日で吹き飛びます。他社にすぐ就職できれば良いかもしれませんが、なかなか同じだけの収入では雇ってくれるところはほぼありません。
話が逸れてしまいましたが、中間管理職の方はそんな一見厳しい世界があることを社員に向けてわかりやすく伝えることが必要です。
トップの考えや企業が「なんのためにあるのか?」を伝えるという重大な責任があります。
部下をまとめて目標を達成すること
部下を「まとめる」ことと「縛り付ける」ことは全く違います。
「まとめる」こと・・・一緒に行動すること
「縛る」こと・・・無責任なこと
と考えればわかりやすいかもしれませんね。
部下は上司の行動や発言をいつも見ています。自分が何もしないで「今月の売上はこれだけ達成しなさい」というのは簡単ですが、その「方法」を教えてない人は管理職としては不適格ですよね。
肩書にとらわれて、「命令すること」が管理職の仕事だと勘違いしている人もいるかもしれません。
しかし、そのやり方では部下に愛想をつかされるのは時間の問題です。
「問題を出して、一緒に改善する」ことができることが中間管理職にとっては必須になります。
良い上司、悪い上司とは?
良い上司とは
良い上司とは一体どんな上司でしょうか?一番わかりやすいのは、今の自分の上司の良いところをかき集めたものが最強ということになります。
・改善案を出せる
・人間的に優れている
・優しさの本当の意味を知っている
・気配りができる
など様々な条件があると思います。
悪い上司とは?
言わずもがな、「良い上司の反対の人」ですよね。
まとめ
上司の型というのは「正解」はないと思います。
私のように、自分が動くのはできるけれど、人を使うのが不得意(笑)というタイプもあれば、
「自分は動かずに人を動かすのが上手」な人というのもいます。
上司の型も様々なら、部下の型も様々ですよね。
自分もあんな上司になりたい!と憧れられるような「管理者」になりたいものですよね。
ではまた。