みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
皆さんの会社でも様々な研修やセミナーを開催され、中には睡眠をテーマに研修をされた会社もあると思います。
そこで今回は、最近注目されている「睡眠」が企業に対してどのような効果が得られるのか?についてお伝えしたいと思います。
大企業は多くの会社が取り組んでいる
ヤフーやGoogle、マイクロソフトなど、超大企業はかなりの確率で睡眠研修を開催しています。
中には、仮眠室の設置であったり、休憩ルームを一部屋設置している企業もあります。
逆に中小企業はどうかといえば、目立って取り組んでいる企業は少ないようです。
大企業は個々人の生産性と睡眠が大きく関係し、一人ひとりのパフォーマンスが下がると、会社の生産性は一気に下がります。
1000人の社員を持つ企業において、1人の生産性が10から9に下がるだけで、1000の生産性が下がるのです。
さらにいえば、この生産性が8になってしまえばその会社は倒産の恐れさえあるということです。
しかし、これは大企業のみならず、中小企業でも大いに関係があり、例えば一人親方が睡眠不足から交通事故などを起こしてしまうと、生産性は0になってしまうのです。
睡眠は目に見えないから効果がわかりにくい
「睡眠」の話をすると、実際には睡眠は「無意識の領域」のために、わかりにくいということがあります。
OECDの報告でもあるように、日本は世界でも最も睡眠時間が短い国で、さらにその睡眠負債による損失は16兆円にのぼると言われています。
このような睡眠に関わる損失は、企業にとってはとてもスルーできないものですが、労働集約型の企業ではいまだに「働く時間の量が実績を作っている」と思われているところがあると思います。
セミナーや研修をした時に、
「睡眠は集中力UPにつながっている」ことや「睡眠の質を上げることが生産性のUPにつながっている」話をすると、ほとんどの方は驚かれます。
そして、その時から「労働の量」から「睡眠の質の改善」が労働の質、さらには成果に繋がることを改めて認識されるのです。
例えば、仮眠を取り入れる効果だけみても次のような効果が実証されています。
この先、ますますITの進化が進み、今まで人が行っていたことがロボットになる日ももう直ぐそこまで来ています。
これからは「人にしかできないこと」が企業の価値となり、労働はさらに集約されるでしょう。
ますます企業の価値が求められる社会へ
これからは、ますます労働環境は改善され、「量より質」になっていくと思います。
睡眠を企業にうまく取り入れることは、そこで働く社員の質を高め、さらには企業価値になっていくのです。
睡眠の研修をお考えの方は、ぜひ社員と会社のために開催されることをお勧めします。