みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
今日は少し寝具の話を。
寝具店に勤めていた頃によくしていた話。いわゆる「寝具店あるある」。
順番に行きましょう!マットレスがあります。
その上に敷くのは
①マットレス②パッド③シーツでしょうか?
①マットレス②シーツ③パッドでしょうか?
さあ、どっちでしょう?
シーツとパッド。マットレスの上に敷く正しい順番は?
これ、とても多い質問なんですけど、洗濯重視の方は、ほとんどシーツが一番上だと答えます。
バーっと剥いですぐに洗えるから。正解。
では、もう1つ、四隅にゴムのついたパッド、夏場には触った瞬間にヒヤッとする接触冷感のタイプとかね。
その接触冷感パッドと、シーツだったら?
ヒヤッとするパッドが一番上!だって気持ちいいもん!と答える人がほとんど。
では、その時シーツはいらない?
????????????となります。
以外とむ、難しい・・・。
一番簡単な方法「洗えるものを上にする」
マットレスから順番に乗せる寝具を書いていくと、多分混乱してくると思うので、一番わかりやすい方法です。
それは、「洗えるものから上にする。」と言うこと。例えば、マットレスは洗えないものが多いので一番下。
パッドは羊毛のようにドライ推奨のものだったり、厚めのものは洗いにくいのでその次。
シーツやパッドは比較的洗いやすいので一番上(体に近い方)と言う感じで覚えておくと簡単です。
専門的には吸水性と湿度調整の観点から敷いていく
吸水性・・・汗を吸うチカラ
放湿性・・・湿気を飛ばすチカラ
保温性・・・温めるチカラ
放湿性・・・湿気を飛ばすチカラ
保温性・・・温めるチカラ
ほとんど、寝具専門店に行くとこの3つの視点から、夏と冬での寝具の使い方を教えてくれるかと思います。
吸水性は「綿→麻→ポリエステルの順番に水をよく吸います。
また防湿性としては「麻→綿」の順番で湿気をを飛ばしてくれます。
なおポリエステルには吸水性、保湿性ともにあまり期待できません。
その他にシルクやウールは吸水性放湿性ともに優れています。
例えば夏場だと1番下からマットレス、ウールパット、麻のシーツなどを使うと快適にお休みできます。
そして冬場だとマットレス、ウールパッド、綿のシーツの順番に使うと保温力が高まります。
期待したいのは性質と普段の使用方法の両輪から
やっぱり布団はその時期その時期によって適切なものを使いたいですよね。例えば夏場だと汗を大量にかくので綿や麻など吸水性や乾きやすさが選択のポイントになるかと思います。
また冬場では夏ほど汗を大量にかかないので寝具はどちらかと言うと保温性やふわふわした暖かいものを選んでみましょう。