皆さんこんにちは、快眠デザイン研究所古泉です。
最近は健康経営に取り組む会社がさらに増えてきていて、嬉しい限りです。
ちょっとここで質問がありましたので、今日はそのことについて解説します。
それは、「仮眠」と「居眠り」はどう違うのか?ということです。
仮眠は「積極的」に行うもの
人には体内リズムというものがあります。
これは人だけではなくて、動物にもあります。
「朝は太陽と共に起き、昼は活動し、夜は夕日と共に眠る。」極端に言えば体内リズムという物は日光に大きく左右されているのです。
もし、この日光を浴びなければ、人は毎日1時間程度ずつ、遅くずれていきます。
ということは、人は真っ暗の中にずっといると、12日後には昼夜逆転という現象になってしまうのです。
気分が乗らない、鬱になってしまった時は外に出たくないものです。さらに太陽の元に出ようとすらしないのです。
それが重なり体にはとても悪い影響を及ぼします。
さて、仮眠の話に戻しましょう。
実は仮眠というものは、この体内時計(体内リズム)をうまく活用することにあるのです。
仮眠は積極的に行うもの
この図は人の体温と眠気を示したグラフです。
赤い線が体温の変化、青い線が眠気を表しています。朝の目覚めと共に体温は高くなっていきます。
基礎体温は起きた時に測るものですが、この時人の体温は1日の中で低い状態から始まるのです。
体温が上がると、人は活動的になります。体温が上がるのと活動量は同じように上がるのです。
その証拠に、グラフを見ていただくと分かる通り20時からは体温が下がり始めそれと共に眠気の波が襲ってきます。
リズムが崩れた時が仮眠のタイミング
先程のグラフを少し注意してみてみましょう。
13時〜16時の間だけ「体温が上がっているのに、眠気も上がっている」箇所があります。
実は、この部分が仮眠のタイミングなのです。
なぜこの時間帯だけ眠気がアップするのかは解明されていませんが、この「体温と眠気のギャップ」が仮眠をとる絶好のタイミングなのです。
「食後の15時までに仮眠を取りましょう」とお伝えしているのはこういうことからなのです。
居眠りは何のため?
仮眠と誤解されやすいのが「居眠り」です。
体が疲れ居眠りをしている人を時折見かけますが、まさにこれは体がヒートアップしてしまったために脳が「休みなさい」と強制的に眠らせているのです。
パソコンで例えるならば、仮眠はヒートアップする前に本体を冷やす状行為、居眠りはオーバーヒートしてフリーズした状態とも言えるでしょう。
仮眠は積極的に
このことから、体内時計のリズム変化に合わせて積極的に眠ることを「仮眠」、リズムと関係なくつい寝てしまうことが「居眠り」になるわけです。
しかし、一つ注意してほしいことがあります。
それは「毎日の睡眠サイクルがきちんとできないと、体はいつでもフリーズできるようになっている」ということです。
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