快眠寝具を選ぶときの5大基準

快眠寝具について

寝具は快眠するための自己投資

みなさん、おはようございます。快眠デザイン研究所の古泉です。

しっかりした睡眠を取りたい!という時に選択肢に必ず入るのが寝具ですよね。

ただ、今は布団屋だけでなく、ホームセンターや通販、またショッピングセンターなど、販売しているところは多く、どこで買えばいいのか、何を基準に買えばいいのか悩むところだと思います。

 

買って失敗しても困るし、高い布団だと本当に熟睡できるのか不安な部分もある。

 

そんなあなたに、「寝具買い替えの時のポイント」をお伝えします。

 

寝具は最高のパフォーマンスを得る道具である。

寝具はただ「寝るための道具」だと思ったら実は大違い!寝具は明日の仕事や生活を最高のパフォーマンスにするための重要なツールです。

 

「肩こりや腰痛」などで悩んでいる方がもしいらっしゃったら、一度寝具を見直してみるといいかもしれません。

 

自分にあった寝具を使うことで、劇的に変化する場合が多く、布団に入ることや目覚め他時の爽快感が違ってくるのです。

 

ただ、寝具を揃える時には、いくつかのポイントがありますので、「寝具を買い替えたけど失敗した!」なんて事のないように、少しでも参考になれば幸いです。

 

実際、寝具業界に16年働いていた中での知識と32500人の不眠相談を受けてきてわかった寝具の選びかたをお伝えしたいと思います。

 

まず、眠りにこだわることから見ていきましょう。

 

アスリートは「眠り」に超こだわる

快眠に一番こだわってる部類の中で、まず上げられるのが「アスリート」です。

普段から激しい動きや、筋肉を使い、さらには好成績を残すことが求められているアスリートは、ストレッチやトレーニングと同様に、「睡眠」にもかなりこだわっている方が多いです。

 

「睡眠」が毎日のコンディションにとても深い関係があることを知っているからです。

 

テニスのフェデラーは毎日10時間もの睡眠をとっており、睡眠時間が短い時は試合のコンディションも悪くなるといい、睡眠の回復力をよく知っています。
参考:レアル・マドリーは、こう眠る。トッププロが語る寝室の科学

 

サッカー界でとても有名なクリスティアーノ・ロナウドは睡眠コーチからの勧めで8時間睡眠という「睡眠の常識と思われている」ことをやめ、90分間隔の睡眠法に切り替えたそうです。

また、寝具にこだわるのはもちろんのこと、体に触れるパジャマや、目に刺激を与えないようにカバーシーツの色も白系にこだわるなど、「熟睡できる環境」を整えています。

参考:ロナウドが実践している睡眠法

休憩するのが「寝る」疲れから回復するのが「眠る」

スポーツ選手はさらに、睡眠の質が落ちることが怪我や体調不良に影響することを知っているため「睡眠の質」にこだわっているのです。

 

私と違って、「怪我は選手生活を大きく変える」ことですから、当然といえば当然かもしれません。

 

さらに、睡眠を深く調べていくと「睡眠」でリズムを作っている人が多いのも事実です。

 

「眠くなったからベッドに入り、目覚めたから起きる」のではなく、「熟睡するために寝る前のルーティンを作り、翌日のパフォーマンスのために計算して目覚める」こともしているのです。

 

寝具を選ぶ時は、「翌日のパフォーマンスがマックスまで持っていけるか?」ということを考えながら選ぶといいでしょう

 

アスリートは必ず「良質の睡眠を得るために寝具にこだわっている」のです。

 

休憩するのが「寝る」疲れから回復するのが「眠る」

「寝る」ことと「眠る」ことは同じように取られがちですが、

 

「寝る=休息」です。

 

例えば「昼寝」は脳の覚醒を呼び起こすために良い方法ですが、夜に効率をあげようと思って昼寝の感覚で仮眠を繰り返しても、「熟睡」は得られません。

 

体に合っていない寝具を使うことは、これと近い感覚があり、熟睡を得られない寝具は「熟睡」を阻害することもあるのです。

 

「長い時間寝たはずなのに、熟睡感がない」という話をよく聞きますが、これは体に合っていない寝具を使うことにより体が回復できていない状態に近いと言えると考えます。

熟睡を「つくる」ための快適寝具の選び方

では、実際に新しい寝具を選ぶ時の基準にはどのようなことが求められるのでしょうか?

 

選ぶ基準として、体質から選ぶ時にポイントをお伝えします。

アレルギーが気になる方

アレルギーや喘息など、またはアトピーなどが気になる方は、基本的に天然素材を使うことをお勧めします。

 

アレルギーやアトピーの発作が出る一つの原因としては、ホコリやダニなどによる反応作用に起因することがあります。

 

これは、合成繊維による静電気が就寝中のホコリを呼び起こし、体内に入ることや触れることで、反応することがあります。

 

体に優しい、天然素材(綿やガーゼの素材など)を使うことを検討しましょう。

暑がりの方

寝ている時に暑くて布団をはいでしまったり、汗で濡れてしまうくらい汗をかくような暑がりの方には、ウール(羊毛)や麻(リネン)などの湿度調整してくれる素材を使用すると良いでしょう。

 

眠っている時の体温は70%が背中からの放湿になりますので、通気性の良い素材のパットなどを使用しましょう。

夏の時期などはひんやり敷きパットなどもありますが、水分の逃げ場がないので最初はひんやりしていても、ムレ感を放出できないものもありますので注意が必要です。

 

寒がりの方

 

逆に寒がりの方は羽毛やウール素材のものを使うようにしましょう。

ウール素材は暑がりの時にも書きましたが、寝室内の保温性、放湿性の両方に優れテイル素材ですので、寒がりの方にもお勧めします。

 

また、掛け布団で一番保温性があるのは羽毛ですので、羽毛を使用するといいでしょう。注意しなければならないのが、「羽毛布団によるアレルギー」ですが、洗浄をしっかりした羽毛ならその心配は軽減されます。

 

できることなら、素材や生地に詳しい専門店で購入する方が良いでしょう。高単価なものもありますが、長く使うものですので、低単価のものよりはいいと思います。

ご予算に合わせて購入しましょう。また、側生地も出来るだけ綿素材がお勧めです。

 

寝具買い替え時期に「優先」すること

いろいろなことを書いてきましたが、快眠を選択したいあなたが、寝具を買い換える時には、「体圧分散、温度、湿度」が快眠寝具の選択基準だと考えれば、まず失敗することはないでしょう。

体圧分散

体圧分散とは、仰向けや横向きになった時に、体の重圧が寝具が適度に分散されていることをいいます。

 

一番へたりやすく、沈み込みが多いのが腰の部分になりますので、「腰の沈み込みはないか」「深呼吸はしやすいか」など、実際にマットレスの上に横になって試し寝することを強くお勧めします。

 

手のひらの感覚や、座って柔らかい・硬いと判断するのは失敗の元ですので、必ず横になって、ゴロゴロしてみてから皮膚感覚で体に合ったものを選ぶようにしてください。

 

温度

暑がり、寒がりのところでもお伝えしましたが、布団の中の温度調整ができていないと、不要な目覚めや熟睡感の低下を引き起こします。

「温かい」と「暑い」を別物です。寝具に必要なものは「温かい=保温」です。

湿度

湿度も同様で、温めるだけではなく湿度の調整は「快眠のカギ」となる部分で、湿度調整はもっとも重要視するべきだと個人的には考えます。

 

ウールやキャメル素材などは保温力・適度な保湿力に優れますのでお勧めですが、高単価な場合がありますので、説明をしっかりしてくれる専門店に聞いてみましょう。

 

小さい子供さんが「夜にゴロゴロ動いて眠れない」という場合でも、布団の中の湿度調整をするだけで回数が減ったりしますので、湿度調整はこだわるところだと思います。

 

寝具の買い替えの時は、専門店や、詳しい店員さんに聞いて、納得して買うようにしましょう。

 

まとめ

快眠寝具を選ぶときの5大基準としてお伝えしてきました。

高い布団が良い布団ではなく、「睡眠の目的」をあらかじめ自分の中でまとめておくことで、適正な寝具が選べると思います。

 

1、寝具は快眠するための自己投資
2、アスリートは眠りに超こだわる
3、休憩するのが「寝る」疲れから回復するのが「眠る」
4、熟睡を「つくる」ための快適寝具の選び方
5、寝具買い替え時期に優先してほしいこと

 

についてお伝えしてみました。

「日本人快眠化計画」として快眠デザイン研究所は運営しています。あなたの「快適睡眠ライフ」のお役に立てれば幸いです。

 

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