不眠を誰かに知ってほしい
「また今日も睡眠不足・・・」って悩みは多くあるようで、セミナー会場でも講演のあとに個別の質問がなかった時がありません。
普段、そこまで気にしていない人が多いにも関わらず、周りには不眠症の人が多くいるのも事実です。
でも、その悩みを周りの人に話しても、「大変ね・・・実は私も同じように眠れなくて・・・」という感じで終わりってことも多いです。
でも、睡眠をおろそかにすると実は、体が休まることもなく起きている時のパフォーマンスにかなりの影響を及ぼすこともわかっています。
実は「不眠」という言葉には定義があり、「ベッドに入っても2時間以上寝付けない」「途中で目がさめる」「目覚ましより早く目が覚めてしまう」。
この3つに当てはまるものがあれば「不眠症」と診断されます。(熟睡感がないということも不眠症の定義とされていましたが、現在は取り除かれています)
実際にどんな時に眠る事ができないようになるのでしょうか?
心理的不眠
「明日はテストだ」
「明日大事な会議がある」
「明日みんなの前で発表しなきゃならない」
「人生に関わる大事な要件がある」
など、明日やらなければ人生に大きく関わるような事がある場合は、そのことばかり考えて眠れなくなってしまう事があります。
これは「心理的」な事が多く、「どうすることもできないけれど、どうしよう」という状態です。失敗できないような強いストレスがかかった時に、脳が興奮してしまって眠れないという症状です。
強い悩みがある時などにも当てはまります。
環境的不眠
いつもと眠る場所が違う。出張で寝る場所が変わる。泊まりに行ったところで寝る。など、いつもと違う環境で睡眠を取らなければいけない時などに眠れない事があります。
このように、いつもと違う環境に身を置いた時に眠れなくなる時もあります。
周りの環境に適応できづらい時などは眠れなくなったりしますよね。
バスや、飛行機の中では全く眠れない。という人もいます。
これは、環境の変化に対応できない時などに起こります。しかし、家に帰り、いつもと同じ環境が戻ってきたら眠れるようになります。
寝具不適合不眠
これは、造語ですがいつもと違う布団で寝る場合に、全く眠れないという人もいます。これは布団や枕が合わない時に眠れなくなる症状です。
最近は自分に合わせたオーダー枕などを持っている方も多いかと思いますが、枕が変わると寝れない。という人もいます。
また、湿度や温度を調整できない寝具を使っている場合も寝苦しくなってしまいます。
環境的不眠と言えるところがありますね。
参考までに快眠デザイン研究所で販売している枕
↓↓↓
これ以外に眠れない日が続くときは
いずれにしても、眠れない原因はたくさんあって、それぞれに対応策が必要です。
ただ、上にあげた参考事例は、そのときだけという場合が多く、改善されればすぐに収まります。
実際の不眠症は上にあげたような原因ではなく、「ベッドに入っても2時間以上寝付けない」「途中で目がさめる」「目覚ましより早く目が覚めてしまう」ような事が「週に2回以上、1ヶ月以上続く場合」には一度専門の先生に見てもらいましょう。
解決の糸口が見えてくると思います。
快眠デザイン研究所では、オンラインで不眠の相談も受け付けています。
人に相談しても、なかなか解決しないようなときはぜひ相談してみてください。
人生の3分の1は「睡眠」だから大事!と言われますが、本質は「起きている残りの3分の2の生活」の方が大切なのです。
仕事をしている人だと、成績や勤務態度にも影響がでるでしょうし、主婦の方でも周りの人にイライラしてしまったりする事による悪影響が出るかもしれません。
楽しい生活をするためにも、質の良い睡眠が取れるようにしていきましょう(^^)