みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
先日の大雨に引き続き、長崎は大きな台風が近づいているようです。
これ以上の災害はもう勘弁です・・・。
今日の長崎新聞に載っていた記事をお伝えします。
薬で児童の眠りを改善する
子供の自閉症(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHL)などの神経発達症(発達障害)では、睡眠の障害が多くみられるということがわかっています。
子どもと睡眠というテーマでは今までにも多くのことが議論され、
子供の睡眠はとても重要なものであり、脳や骨の形成、そして体の発育にも大きく関係してきます。
今までは、子どもに薬を服用させることはなかなかありませんでしたが、この神経発達症に
メラトニンが入った医薬品「メラトべル」が発売されました。
子どもにお薬・・・大丈夫?
治験によると、神経発達症の6〜15際の子ども99人を対象に、片方には「メラトベル」を、もう片方には「偽薬」を服用させ、睡眠への関わりを調べました。
結果、
床についてから寝付くまでの入眠時間が30分近く短縮、入眠時刻(寝る時間)も早くなった。
発達障害の子どもの多くは「睡眠障害」
発達障害の子どもの多く(50%〜80%)は睡眠障害を抱えていると言われます。
その多くは不眠、過眠症、概日リズム(睡眠リズム)の障害、睡眠時無呼吸の問題があるようです。
「眠れない悩み」は大人だけかと思っていたらそうでもなかったということですね。
本人にはなんの責任もなく、周りのサポートがとても重要になっているのですが、
実際はこの「療育者」にもかなりの負担がかかっているということが言われています。
療育者への負担
発達障害の子どもを持つ親からすれば、子どもの睡眠障害は自然と親である「療育者」にも
影響してきます。
療育者は子どもの睡眠リズムが崩れることによって、本人も不眠症になったり、メンタルにも問題が出てくると言われています。
コロナ禍でメンタルヘル問題はより深刻に
今までと違い、ウィズコロナの時代では、不安やストレス、不満が増大し睡眠障害がいっそう
悪化する懸念もあります。
知らない間に子供はストレスを抱え、それが衝動的な行動や、言葉が荒くなったり、イライラや不満が増大しています。
今の時代は、今までよりもさらに本人にとっても療育者にとっても負担は増大しています。
この新薬「メラトベル」によって、睡眠障害が治り、生活の質がさらに高まることを期待しています。
もちろん医薬品なので、お医者様に相談し、正しく処方するようにしましょう。