みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
このブログを読んでいる方の中には、海外出張をされている人もいるかもしれません。
今日はそんな「頑張らなければならない人」にとっての睡眠方法「眠り方」についてお伝えします。
時差ボケを逆手に取る方法
例えば海外出張があり、ヨーロッパに行くとします。
約12時間のフライトを経て、現地時間の夕方に着きます。
日本ではまだ真夜中の時間です。この時間ですでに数時間の時間のズレがあります。
この時はすでに、日本時間では深部体温が下がっている状態になります。
深部体温が下がっている時には人は眠気に襲われ、パフォーマンスが下がっている状態です。
この出張が数日であれば、現地でも日本時間で生活することが本来は一番パフォーマンスが高い状態になります。
オリンピック選手の睡眠はどのように調節しているのか
様々な記事を調べてみると、やはりオリンピック選手も海外から移動して、睡眠による調整をしているようです。
オリンピック選手は最も高いパフォーマンスで試合に臨まなければいけないので、体調管理とともに、睡眠管理もしっかり行なっていくでしょう。
上の図のように、基本的に体温は朝方から緩やかに上昇し、約8時間後にピークを迎えます。
その周期をうまく活用するとなれば、午後4時過ぎからのパフォーマンスが最も良いのかもしれません。
水泳競技の場合、予選は午前中、決勝は午後が通例となっているようです。
朝方と夕方では体温によってパフォーマンスに乱れが出るのかもしれません。
選手が1〜2週間前から現地入りして調整をするには、睡眠ももちろん、日本の温度や湿度に体を慣らすことも大切です。
今回のオリンピックでは選手村や、それぞれの部屋からは極力出ないようにとの指示があったそうですから、体の管理も難しい状況だったことが伺えます。
私もマラソンを見ていましたが、日本の温度と湿度は海外選手にとってはとても辛いもののようで、熱中症みたいになっている選手もいましたね。
最高のコンディションを作るためには、体の内側からと外的要因の両方を整えることが大切ということがよくわかりました。
残業しても効率は上がりにくい
毎日の仕事量が多く、残業している方も多いかと思います。
しかし、この体温とパフォーマンスの関係から考えてみると、残業はとても非効率なものになります。
残業するなら、次の日の朝を少し早めて仕事をする方が効率が上がります。
皆さんも、学生時代に朝の方が勉強に集中できた!という経験はありませんか?
私たちは知らないうちに、体温と眠気と効率のパフォーマンスの違いを体験しているのです。