間違ったマットレスの使い方
こんにちは、睡眠指導士の古泉です。
みなさんは布団派?それともベッド派?
最近はベッド使いの方が約70%と言われています。もちろん年齢層によるのでしょうが、そのくらいベッドを使っている方が増えているということですね。
では、マットレスを使っている方に質問です。マットレスの上には何を敷いていますか?
間違った使い方をしている人が多い
寝具販売時代に、マットレスの使い方を聞いてみると、実に様々な使い方をされています。
2、ベッドパッドをせずに、マットレスの上にシーツを被せているパターン
3、マットレスの上に、薄めのパットを敷いているパターン
など、実に様々です。
では上に書いたものの中で、間違っているのはどれでしょう?
答えは「1、マットレスの上に敷き布団を敷いているパターン」と「2.マットレスに直にシーツを被せているパターン」は間違いです。(保温・湿度調整においては)
そもそもマットレスの役割とは
ベッドの上にはマットレスが敷いてあるとは思いますが、そもそも睡眠のためのマットレスの役割とは何でしょうか?
わかりきったことかもしれませんが、マットレスの役割は「体圧分散」のみです。
マットレス自体には体圧分散の役割がありますが、湿度調整、温度調整の役割がないのです。そのため、マットレスの上にはベッドパットを敷いて、その上からシーツをかぶせるのが正解です。
このことから、マットレスの上に敷き布団を敷くのは、体圧分散の役割を阻害してしまうというわけです。マットレスの上に敷き布団を敷いているタイプの方に多いパターンです。
敷きパットはどういうものを使うと快適になるのか
では、敷きパットはどんな基準で選ぶのが正しいのでしょうか?
先ほども書きましたが、敷きパットの役割は「温度・湿度調整」です。
温度や湿度を調整してくれるのはウール敷きパッド・キャメル敷きパットです。
しかし、少し高価なものが多いです。
一般的にどこでも買えるのは、ポリエステルの生地で作られている敷きパットだと思います。しかし、ポリエステル系の敷きパットでは湿度や温度調整の機能があるとは言えません。また、湿度が高まった時にパットがないと無駄な寝返りが多くなります。
せめて綿素材のものを選ぶといいでしょう。
マットレスの上に布団を敷くのは保温力は多少違えど、根本的に体圧分散の役割はできません。
専門店では詳しく教えてくれるはず
一般的な商品はショッピングセンターに行けば売っていると思います。
しかし、さらにこだわりたい方は専門的な商品は寝具専門店で教えてもらいましょう。詳しく教えてくれるところで質問してみましょう。
敷きパットを使うことによってムレ感が無くなったり、保温力が高まるので、多少高くても「天然繊維」で少し品質的に良いものを選ぶ方が良いですよ。とオススメしています。