車の中では、布団の上と同じくらい眠れるか?
みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
旅行などで、宿泊が取れない時など車の中で寝たことはありませんか?
私は温泉に熊本によく行っていたのですが、車の後ろのシートに布団を敷いていわゆる車中泊をよくしていました。
楽しいものでしたが、次の日のパフォーマンスがグダグダだった経験があります。
今では、車中泊をするなんてことはなくなったのですが、今なら良質な睡眠が取れない理由がわかります。
車中泊は質の良い睡眠は取れない
結論から言うと車中泊では布団と同じような質の良い睡眠は取れません。
なぜ?と思い浮かぶものから答えていくことにします。
車中泊では寝返りがきちんとできない
布団の上では人は一回の睡眠で20〜30回寝返りを打ちますが車中泊では布団を敷いたとしても、家と同じ環境は作ることができないため、どうしても床つき感が出てしまい寝返りの回数が多くなります。
ということは、ノンレム睡眠という深い睡眠をとり、脳と体を休めないといけない時に、休めることができないので、目が覚めてしまうことが増えてしまいます。
実際に私も車中泊をした時には、夜中に寝返りをすることが多くなり、夜中にトイレによく行っていました。深い睡眠の妨げになるようです。
周りの音に敏感になる
これは少し想像にはなりますが、車の中で寝ていると外の光や、音に異常に敏感になったり、車の音や他人の車のライトなどが異常に気になります。
昔、人は狩りをして生きていました。動物を食料にするために狩りに出ていきます。逆に動物に襲われてしまう危険性もあり、身を守るため外界には敏感になるようです。
人間の本能だと思うのですが、安心できない環境で寝ている時には音や光に敏感になり、深い睡眠が取れないのではないかと考えます。
休まる時間がない
車中泊をすると、家で寝ているのと違って強く刺激を受けるのだと思います。
良質な睡眠は五感で感じるものです。肌触り、匂い、音、光、温度、湿度など質の高い眠りをするためには様々な状況が複雑に絡み合って質が決まるのだと思いますが、やはり車中泊では良質という状況は作れそうにもありませんね。
キャンピングカーでの車中泊は少し違って、光や音、布団の寝心地などは良いものになりますから、ただ単に車の中で寝ることとは全く環境は異なります。
でも、キャンピングカーを持っている人も一握りだと思いますので、どこかに宿をとって泊まるのが一番理想ですね。
また、どうしても車中泊をしなければいけない場合は、そのあとの運転にも悪影響が出ますから、いつもよりも多く休憩をとるようにしましょう。
そして、適度な昼寝をすることもお勧めします。
まとめ
車中泊で深い睡眠が取れるのか?について書いてきました。
結局のところ、車中泊は仕方のない時をのぞけば、あまりいいことはなさそうですね。
・窓から差し込む光が睡眠のリズムを変化させてしまう。
・他の車や社外の音によって睡眠のリズムが崩れる。
さらに
・気温の変化が外気で変わったり、エアコンを使うため、適度な温度や湿度が保てない。
など、あまりいいことはなさそうです。
車の中では、仮眠や休憩くらいがちょうど良いようですね。
ではまた。