みなさんこんにちは。快眠デザイン研究所の古泉です。
梅雨が明け、もうすぐ夏休み!子供の頃はか毎日がパラダイスでお祭りに行ったり、友達の家に遊びに行ったり楽しい思い出があり、夏休み終盤には宿題が全然進んでおらず、超焦りながら仕上げていた記憶があります。
今日は、夏休みや大型連休など、割と時間が自由になる子供にとって普段の生活と比べて睡眠はどう影響するのかについて文部科学省の資料からお伝えします。
Q次の日に学校がある日とない日とで寝る時間が2時間以上ずれることがありますか?
小学校から高校までの生徒に「次の日に学校がある日とない日で、寝る時間が2時間以上ずれることがあるか?」について全国でアンケートをとったところ、「よくある、ときどきある」と答えた人は
小学生では「32.5%」、中学生では「37.7%」、高校生では「46.3%」だった。
夏休みだし、いつもの規則正しい生活から解放されてつい夜遅くまで起きていたり、朝寝過ごすことはよくあることでしょう。実際私自身もそうだったし。
しかし、ここで注意してほしいことがあります。
次の図を見てみると、2時間以上の就寝時間のずれと関係して「なんでもないのにイライラすることがあるか?」との答えに対してはここでは小学生に限って表していますが、
睡眠のずれが気分の変化に影響することがあるということだが、実際になぜそうなるのかは記載されていないが、ホルモン分泌等に関係しているのではと私は推測しています。
朝食を食べずにイライラする子供たち
ここでも小学生に限って示していますが、「朝食を毎日食べますか?」という問いに加えて、「なんでもないのにイライラすることがある」という答えを重ね合わせた結果、
中学生そして高校生につれてこのポイントは大きくなっていて、朝食が子どもの精神状態に少なからず影響することがアンケートの結果上で認められました。
ゲームの悪影響はブルーライトだけではない?
テレビゲームは今では多くの子どもたちが家だけではなく、車の中でも屋外でも遊んでいます。私が子供の時にはGAMEBOYが最高!の時だったので、電池が気になってなかなか長時間できなかったです。
ファミコンとかセガサターンとかその時代ね。(なつかしい)
この図ではテレビゲームを長くすればするほど、午前中の授業時間に眠気がくるかどうかのデーターであり、長い時間興じている子供たちの方が眠気が多いのがわかります。
これは、ゲームの時間だけという問題ではなく、長く遊ぶことによって寝る時間が遅くなって、睡眠時間が削られてしまうという問題も含んでいるのではないかと思います。
それを示すデータが↓
1日4時間以上ゲームをするということは、学校から帰ってきてほとんどの時間を費やしているのかもしれませんが、家庭内の会話や団らんの時間もそれだけ少なくなってきているということなのでしょうか。
眠る直前の情報機器で翌朝フラフラに?
こんな資料もありました。
ゲームだけではなく、さまざまな情報機器(テレビやスマホ等)を使用することがよくあると答えた人は翌朝起きるのがつらいと感じることが多い傾向にあることが示されています。
私が子供の頃は(家が市営住宅で大きくなかったのもあるけど)母親がそばで話しかけてくれながらだったり、本を読んでくれたりしながら寝落ちというパターンだったけど、現代社会では少し違うのかもしれませんね。
子供は自分の部屋で寝るようになって、眠くなるまでは情報機器を触りながら寝落ちするというパターンが多いのかもしれません。
いずれにしても朝から子供がスッキリ起きないのは子供がゲームを触るからではなく、親がそういう「場」を作れてあげれていないことにも原因があるのかもしれません。
まとめ
さまざまな角度から、子供の睡眠について書いてきましたが、さらに詳しく知りたい方は文部科学省の「平成26年度 家庭教育の総合的推進に関する調査研究」(睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係背に関する調査)を一読してみてください。
文部科学省 睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係背に関する調査
「子どもの成長は親の責任の比重が大きい」ということがよくわかるかもしれません。